イップスと脳のしくみ・心のしくみ〜イップス先生の本を読んで感じること:その2〜

イップスについて調べようと思って購入したイップス先生の本で学んだことを紹介する第2弾は、「脳のしくみ・心のしくみ」についてです。

イップスについて読んでいる本

今回イップスについて読んでいる本は、河野昭典さん(通称イップス先生)の「イップスかもしれないと思ったら、まず読む本」です。

イップスの基礎知識、イップスをどのように克服するか、などについて、分かりやすく書かれています。

本当にこれで克服できるのかどうかについては、現在、真っ只中にいるので、確認するまでにはもう少し時間が必要ですが。

ちなみに目次はこんな感じです。
第1章 まずは、イップスについて知ろう!
第2章 脳のしくみ・心のしくみ
第3章 イップスはこわくない!
第4章 これで、イップスを克服できる!
第5章 メンタルが眠れる力を呼び覚ます!
第6章 イップス先生に聞く!Q&A
第7章 イップスを乗り越えた選手の声

イップス先生の本を読んで感じること:その1
昨年からいろいろなことがあり、イップスについて調べてみたいと考えてきました。 ネットで調べてみて手軽に読めそうな本があったので購入し、読ん...

脳のしくみ

ストレスなど何らかの理由により脳の働きがスムーズにいかなくなると、体の動きや思考にも影響が現れるということで、脳の働きとイップスは大きく関係しているようです。

それは、思ったことがそのまま脳でイメージ化され、身体に伝達され、そのまま表現されるということです。

イップスということではなくても、ゴルフのメンタルでよく言われていることですね。
「失敗しないように」
「◯◯しないように」
と考えすぎて、かえって「失敗してしまう」「◯◯してしまう」という経験をしたことがある方も多いのではないかと思います。

中井学プロもレッスン番組などで仰っていますが、脳は「◯◯しないように」という否定形のものは認識できないとのこと。

例えば、ゴルフで「左側に打ちたくない」場面で、そればかり意識すると脳には「左側」だけが意識され、結果的に左側にいきやすくなってしまう、という仕組みなのだとか。

対策としては「◯◯しないように」というマイナスの発想ではなく、「△△しよう」というプラスの発想にすることで、脳に望ましいイメージを認識させることが大切なようです。

人間の脳に関する研究については、まだまだ未知な部分が多いようなので、研究が進んでもっといろいろなことが分かってくることを期待したいですね。

心のしくみ

脳と心はほとんど同じことを意味していると考えていましたが、この本のなかではイップス先生はあえて分けて説明されています。

脳のしくみと似ていて、「〜しなければいけない」という心が強すぎると良くないようです。

「〜しなければいけない」「〜すべき」といつも思っていると、それが習慣化され観念になって、やがて不安や緊張を引き起こすことにつながってしまうということです。

最後に

脳にも心にも共通しているのが、あまり強く考えすぎないほうが良い結果につながる可能性が高いということです。

ゴルフをやっていて
・午前中は気合いが入りすぎてスコアぼろぼろ
・昼食時のビールで心、脳がリフレッシュ(麻痺?)
・午後はリラックスできて好スコア
ということを何度となく経験していますが、脳や心のしくみを考えると納得感があります。

ゴルフは止まったり考えたりする時間が長く、プレー中に考えすぎてしまう傾向が強くなりがちなことも、難しい理由の1つなのでしょう。

とはいえ、あまりにも考えなさすぎてもダメですから、そのバランスが大切ということは分かりますが、なかなか難しいところです。

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【編集後記】

「そんなに心配しなくて平気ですよ」と言いたいストレスフル気味な今日この頃です。

【昨日の1日1新】
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