以前からスポーツ選手のイップスという症状について耳にする機会がありましたが、今年は今まで以上にプロ野球選手のイップスが話題になっています。
イップスとは
以前にも何度か記事にしたことがスポーツにおけるイップスという症状。
ウィキペディアでは、「精神的な理由により思う通りの動きが出来なくなる運動障害」のように表現されています。
分かりやすいものとしては
・ゴルフのパットで手が動かなくなり、思うように打てなくなってしまう。
・ゴルフのスイング中、クラブがスムーズに振れなくなってしまう(腕が動かない)。
・野球で、ピッチャーが突然とんでもないボールを投げてしまう。
・野球で、キャッチャーがピッチャーにきちんとボールを投げ返せなくなってしまう。
というようなものがあります。
「もともと技術がないのでは?」という問題ではありません。
今まで出来ていたことが突然身体が動かなくなって(固まってしまって)、発作のように変な動きをしてしまうというイメージでしょうか。
自分自身は、学生時代に野球でスローイングイップス、最近ではゴルフでドライバーイップスに見舞われました。
阿部慎之介選手も!?
今年は、プロ野球選手のイップス(疑惑)について耳にする機会が多い気がします。
最近では、2,000本安打を達成したジャイアンツの阿部慎之介選手が入団2〜3年目の頃からイップス(主にピッチャーへの返球)に悩まされていたとスポーツ報知の記事で読みました。
記事によると、どうやら普通に投げられるようになるまで10年くらいかかったようです。
細かい克服方法までは書かれていませんでしたが、引き出しを増やすためにいろいろなことを試していたのだとか(横から投げたり下から投げたり、など)。
それ以外でも、断定はされていませんが、阪神の藤浪投手やジャイアンツの澤村投手などが「イップスなのではないか?」と言われていますね。
現役選手が今まさに苦しんでいることを認めることは考えにくいので、はっきりしたことは今後も分からないでしょう。
ただ、ひいきのチームの選手だろうがライバルチームの選手だろうが、選手生命を脅かしかねないイップスというのは、本当に怖いものだなと思っています。
経験談を聞くことで改善される!?
プロ選手とは全然レベルが違うものの、私もここ数年、ゴルフのドライバーイップスに悩んできました。
ドライバーショットのときだけ、手が固まったり発作が起こるようなイメージで、空振りも経験しました。
企業対抗などの正式競技のときにはドライバーを一度も使わなかった(使えなかった)ということもありました。
(同伴競技者からは、競技終了後の雑談時に「なんで?」と聞かれたりしましたが。。。)
ところがここ数ヶ月、少し症状が改善しつつある気がしています。
きっかけは、イップス経験者の方の経験談(克服談)をお聞きしたことでした。
その方は私よりもはるかに重い症状で、お聞きする限り、ゴルフをやめてもおかしくないくらいの状況だったと思います。
完治したわけではないとのことでしたが、少しずつ克服しようと努力された内容をお聞きして
・完治するかどうかは別として、少なくとも改善することができると確信できた。
・自分の状況はまだマシだと分かった。
・症状の重さや内容は別として、同じ悩みを持つ方と話して安心することができた。
ということがプラスの方向に向かうきっかけになったようです。
まずは、現状をしっかりと認識した上で、経験者に意見を聞いてみる、という基本的なことがこんなにも有効なのかと改めて感じています。
スポーツやイップスに限った話ではありませんが、悩み始めるとついつい視野が狭くなってしまい、自分で解決しようと考え、結果としてなかなか解決できないということも多いです。
そんなときこそ、少し外に目を向けて、同じような悩みを持った人や経験者と会話をしてみると、何かヒントをもらえることもあるのではないでしょうか。
どこでそのような人と会えるのか。
普段からアンテナをたてて置くことが必要ですね。
【編集後記】
昨日はブログの設定を変えようと試みたところ、予想以上に時間がかかってしまいました。
時間管理としては完敗でした。
【昨日の1日1新】
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