会社、自社製品、個人がその他大勢から抜け出すにはどうしたらよいか?
先週末にワインの試飲会に参加しながら、改めて考えてみました。
ワインの試飲会にて
先日、とあるワインの試飲会に初めて参加してみました。
家族が会員になっていれば無料で参加できる!ということだったので、それならネタとしても面白いかなと、半分冷やかしのような気持ちで。
で、いざ会場に着いてみると、土曜日の夕方〜夜ということもあってか、会場内には思ったよりも多くの人がいました。
・とりあえずざくっとした説明を受け、
・説明が必要なワインについては説明を受けながら試飲し、
・そのあとは、会場内で自由に試飲する
という流れでした。
もともとワインに詳しいわけでもなく、
好きか?嫌いか??
くらいしか分からないので、とりあえず説明を聞きながら一通り試飲してみることにしました。
記憶に残ったワインは?
いざ試飲を始めてみると、やはり
・これは好き
・これはイマイチ
・どこかで飲んだことがある味だな(珍しくないな)
・ちょっと珍しい味だな
など、非常にざっくりとした印象、表現しか思い浮かばず、それがだんだん積み重なっていくようなイメージでした。
用意されているワインの種類自体はそれほど多くはないものの、それでもいろいろと試飲するうちに、どれがどれだかよく分からなくなってしまったり。。。
ちなみに値段は1本2,000円弱〜8,000円くらい、なんとなく3,000円前後のものが多かったような気がします。
で、試飲しながら、なんとなく記憶に残っているワインと全く記憶に残らないワインが存在することに気づきました。
この違いって何かな?と考えてみましたが、おそらくポイントは
・味(好きか嫌いか)
・ワインに関するストーリー、売り
だろうと思うのです。
このうち、「味」については好みが分かれるところですし、そもそもある一定の値段の範囲にあるワイン同士ですから、それほど大きな差がでることは考えられません。
ということは、「味」が好みの範囲内であることを前提とすれば、記憶に残るかどうかのポイントは
「ワイン自体のストーリー、売り」
ということになるのでしょう。
実際、今回説明を受けた中でも
・〇〇さんプロデュース
・〇〇さんのパーティで提供された
・〇〇航空会社のファーストクラスで提供されている
・特別なブドウから
というような説明があったワインのほうが記憶に残っていますので。
逆に言えば、
・〇〇年の〇〇産のワイン
・値段
だけではなかなか記憶にも残らず、選んでもらえないということになるのでしょう。
もちろん絶対的な「味」があれば別なのでしょうが。
その他大勢から抜け出すには?
・競合会社と比べて
・競合製品と比べて
・会社のなかで他の社員と比べて
・経営者個人として他の経営者と比べて
などいろいろな立場で、
その他大勢から抜け出すにはどうしたらよいか?
と考えている方が多いのではないかと思います。
で、この問題というのは、前述の「どのようなワインが記憶に残るか?」と同じことだと思うのです。
最もベースとなる「ワインの味」は、製品であれば品質、個人であれば能力などにあたるものになります。
「良ければ良い」「高ければ高い」にこしたことはないですが、ある一定の枠組み(値段、サービス内容など)の中で考えてみると、それほど大きく外れることもない気がします。
誤差範囲というか、想定の範囲内という感じでしょうか。
となると、やはりあとは
それ自体が持つ「売り」や「セールスポイント」
次第であり、それ自体がもつストーリーというのも大切になるでしょう。
私自身、税理士、コンサルタント、その他いろいろな立ち位置で仕事をさせていただいています。
例えば税理士なんて、いまどきネットで検索すればいくらでも出てきますし、他の士業でも似たような感じかもしれません。
安さを一番の売りに業績拡大しているところについて、否定はしませんが、競合がきたらすぐに忘れられてしまう存在になってしまっていないか?は考えておく必要があるのかなと思っています。
「〇〇産で〇〇円」という情報だけのワインが記憶に残らないのと同じように。。。
その他大勢から抜け出すには?
を考える場合、
記憶に残る何か(それ自体のストーリー)をいかにしっかりと作ることができるか?
が大切になるのだと改めて感じています。
【編集後記】
果たして買えるものなのでしょうかね。。
【昨日の1日1新】
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