世の中には、暗黙のルールがあります。
そもそも明文化されていないからこそ、「暗黙の」ということになるのですが、「暗黙のルール」が許されるケースと許されないケースがあるのではないかと考えています。
先日プライベートで
先日、とあるプライベートの事情で
・事前に(入り口の段階で)聞かされていない
・暗黙の(的な)
・よく分からない運用ルール
を押し付けられそうになったことがありました(詳しくは書けませんが・・・)。
で、「なんだかなぁ」と思いつつ、逆の立場だったら注意しないといけないなとも感じる、良いきっかけになりました。
暗黙のルール
世の中には暗黙のルールがたくさんあります。
「暗黙のルール」とは明文化/ルール化されていない(ものの、みんなが「そうあるべき」と考えている)ものです。
例えば、職場では始業時間・終業時間が会社のルールとして定款で決められているケースが多いはずです。
ところが、一般的によく言われる
・始業時間には仕事を始められる状態であるべき
・始業時間に会社(の席)に着いたのでは遅い
というのは、明文化されていないものです。
また、メジャーリーグでの
大量リードしている場面では、送りバントや盗塁はしない
というのも、ルールブックには書かれていなくても「暗黙のルール」として周知されています(本当にそれが正しいことなのかどうかは別として)。
ちなみに、私の自宅から最寄駅まで歩く間にある歩道橋では、近くの高校生とすれ違うことが多いのですが、なぜか「左側通行」が暗黙のルールとなっています!?
暗黙のルールが認められるケース
最後の例は別としても、これらのような「暗黙のルール」というのは、「ルール」というよりも「マナーやエチケット、心構え、慣習」ということになるかと思います。
いちいち「言わなくても」「書かなくても」分かるよね、ということ、普段の生活のなかで結構あるのではないでしょうか。
このようなマナーや慣習の問題であるとすれば、それを共有できる関係性、間柄においては「暗黙のルール」というのもアリなのかもしれません。
ただ、あくまでも「暗黙の」なので、
・思いを共有できない関係性
・いろいろな価値観を持った人たちの集団
であれば、通用しないと考えておいたほうが良いと思っています。
個性やら多様性やらが大切なのは大前提として、結局のところ、ベースにある考え方・価値観が合うかどうか次第で「暗黙」が通じるのかどうかが変わってくるのかなと感じています。
暗黙のルールに頼らず明確なルールを
たとえば、8時30分始業開始の職場で
「8時30分ぴったりに席に着くことの何が悪いのですか?」
という考え方を持っている社員がいた場合、どんな対応が考えられるでしょうか。
8時30分が始業(=業務を開始する時間)であると伝え、理解してもらえれば良いですが、なかにはそれを頑なに理解しようとしない(理解できない)社員もいるかもしれません。
「何が悪いのですか?」と答える時点で、おそらく分かり合えないと感じる方も多いのではないでしょうか。
それでも抜群のパフォーマンスを発揮しているなら周囲の見る目も違うはず。
ところが、実際には「パフォーマンスがイマイチだからこそ、そのように言われている」のだということに本人が気づくまで、その状況は変わらないのだろうなと。。。
そうなると、出来ることといえば
・ルールを明文化する(=「暗黙のルール」に頼らない)
・入り口の段階できっちりと確認する(=感覚が合わなければ関係性を築かない)
ということしかないのではないかと考えています。
「そこまで言わないと分からないのかな?」と感じても、「そこまで言わないと分からない」と考えて行動することが、お互いのためなのかなと思っています。
ちなみに冒頭のプライベートの件は、そもそもマナーや慣習の問題ではないので、「明文化されていないのがおかしい」ということにつきるのですが。。。
【編集後記】
昨日は税理士業とはあまり関係のない(と思われる)セミナーを受講してきました。
世の中のいろいろなものが、自分が知らないところで仕組み化されていて、いつのまにかそこに乗っかってしまっているんだな、としみじみ感じました。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
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うみめし 大塚アトレ店
とあるセミナー受講