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「任せる」ということは「自分とは違うやり方」を許容すること。任せられないならどうする?

自社の社員や部下、あるいはパートナーなど、他人に仕事を任せるということ。
当たり前のように使われている表現ですが、なかなか難しい問題もはらんでいると思っています。

仕事を任せることの難しさ

他人に仕事を任せるということは、非常に難しいことだと感じています。

経営者あるいはマネジャーであれば、
自社の社員や部下などに対して、いかに仕事をうまく任せることができるか?
が大切であると感じている人は多いでしょう。

そんなの当たり前じゃん、分かってるよ、というところかもしれません。

とはいえ、実際問題として、うまく出来ているか?といえば、案外難しいのではないでしょうか。

・任せようと思う仕事の内容
・自分と相手との関係性
・その相手のスキル
などによっては、なかなか厳しいかもしれません。

・自分がイメージするような品質、仕上がりにならないのではないか。
・お客さんに迷惑がかかってしまうのではないか。
・余計な時間がかかってしまうのではないか。
など、気になる点を挙げはじめるとキリがありません。

ただし、このような懸案事項というのも案外、仕事を任せる側の考え方次第、気の持ち方次第だったりするのではないでしょうか。

自分とは違うやり方を許容すること

仕事を教える場面では、手取り足取り教えることがあるかもしれません。
そんなケースでは、まずは教えたとおりにやってもらうことも大切です。

ただし、コピーロボットでもない限り、100%自分と同じやり方や判断をするということはあり得ないでしょう。

仕事の大きな流れや判断の基準には従ってもらうとしても、例えば、ちょっとした資料の作り方、見せ方などの細かいところまで「同じもの」を作ることは不可能です。

もしもそれを求めるなら、「コピーロボット」か「自分では一切判断できずに都度指示をあおいでくる社員」が必要になります。
それならAI、ロボットに任せておくのがよいということになりますね。

そうではなく、他人に「仕事を任せる」からには
自分とは違うやり方を許容すること
が大切であると考えています。

自分とは違うやり方だからこそ、自分では気付けなかったことに気付けたり、想定外の結果につながることがあるかもしれません。

自分の想定を超えて大きくステップアップする機会とも考えられます。

逆に、仕事を任せられないのであれば、本人の枠を超えて大きく成長することはできないという可能性もあります。

「なかなか仕事を任せることができない」と感じている人は、自分とは違うやり方を許容することができているか、振り返ってみるとよいかもしれません。

任せられないならどうする?

このように「仕事を任せることができない」としても、その「任せられない」ということが必ずしも悪いわけではないと思います。

本人の好み、タイプの問題でもあるからです。

ただし、もしも自分が「仕事を任せられないタイプ」であるなら、任せることはあきらめたほうがよいかもしれません。

そのほうが本人にとっても、周囲にとってもストレスなく過ごすことができるでしょう。

最悪なのは、
・仕事を任せたい
・仕事を任せたつもり
・仕事を任せたつもりでも実際には任せていない
・仕事を任せることはできないと思い込んでしまうこと
かなと。

「なかなか人に仕事を任せられないんだよね・・・」という人ほど、完璧主義(自分とまったく同じ感覚を相手に求める)だったり、自分とは違う感覚を許容できないのかなと感じることがあったりします。

冷静に考えてみて、自分自身が「相手に仕事を任せる」ことができないタイプなのであれば、うまくいかない原因を相手にだけ求めるのではなく、
・「任せることができない」とあきらめる(自分がやる)
・自分とは違うやり方も許容する覚悟を決める
というような割り切りが必要になるのだと考えています。


【編集後記】

お笑いの千鳥が出演している「相席食堂」というテレビ番組があって、面白いです。
前はAmazon Primeで10回分しか見ることができなかったのですが、ふと気づくと、22回分見ることができるようになっていました。
これでしばらく楽しめそうです。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

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