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鍛えるべきタイミングではしっかりと鍛えておくべき。過保護では「強く」育たない!?

仕事でもスポーツでも、「鍛えるべきタイミング」では過保護にならず、しっかりと鍛えておくことが大切だと改めて感じています。

不本意だった(と思われる)佐々木選手の高校野球のしめくくり

先日まで行われていた、高校野球のU-18ベースボールワールドカップ、日本は5位に終わりました。

それほど熱心に見ていたわけではありませんが、
夏の甲子園出場をかけた県大会での起用法をめぐって話題になっていた
佐々木投手の登板を楽しみに見ていました。

本番のワールドカップで登板したのは韓国戦でしたが、
先発して1回19球を投げて終了
となってしまいました。

指にできた血マメの影響で、それ以上投げることができなかったようで、
結局、試合にも4対5で破れてしまいました。
佐々木投手が投げ続けていたとして、勝てたかどうかはまったく分からないのですが。

ニュース等の記事によると、佐々木投手の夢は
・甲子園に出ること
・日本代表で世界一になること
の2つだったのだとか。

世界一の夢はまだこれから先があるので、ぜひ実現してほしいと思います。

それはともかく、やはり本人的には、
・投げられなかった岩手県大会の決勝
・血マメによりわずか1回で降板したW杯
と、こんな形で高校野球生活が終わるのは不本意だったのではないかと想像しています。

負荷をかけることは絶対に必要

今回の血マメがどのような原因によるものなのか、詳しいことは分かりません。

一般的には、
・血マメがつぶれては回復し、また血マメができるということを繰り返しながら強くなる。
・ある程度、ボールを投げ込むことで指先が強くなって血マメができにくくなる。
と言われています。

この血マメのことを聞いて、ふと思い浮かんだのが、
佐々木投手の場合、監督の指導方針により肩や肘への負担に配慮をしてきた結果、
必要な投げ込みも足りないままだったのではないか?
ということでした。

プロ野球選手でも血マメで降板というのはあるので、完璧に予防することは難しいのだとは思いますが。

体に無理をさせる必要はありませんが、

投手として必要な負荷がかけられていたのかどうか?

は微妙なところなのではないかと思っています(もちろん想像です)。

私自身、学生時代、肘や肩に痛みがあるとき、監督から「投げれば治る!」と言われて辟易したことがありますが、

「投げれば治る」ことなのか「投げない方がよい」のか?
それなりに自分でも分かるはずですし、トップレベルのチームならドクターに相談することもできるでしょう。

ある一定レベル以上のところで活躍するには、それなりの負荷をかけることは絶対に必要ですので、
・それができていたのかどうか
・過保護すぎなかったかどうか
これからの活躍ぶりを見守りながら、応援しながら、確認してみたいと思っています。

何事にも鍛えるべきタイミングがある

スポーツだけでなく、勉強でも仕事でも

「鍛えるべきタイミング」

というのがあると思っています。

中学、高校、大学でスポーツをしなかった人は、社会人になってからいくらトレーニングをしてもトップアスリートになることは難しいでしょう。

体力をつける時期、基礎的なトレーニングを積む時期があって、それをベースとして
さらにレベルアップを目指していくわけです。

これと同じように、仕事でも「鍛えるべきタイミング」があります。

最近は強制すると「パワハラ」「〇〇ハラ」になるので難しいですが、一般論としては

「若いときにある程度無茶をしてでも、ガッツリ鍛えられるのが良い」

と思っています。

・体力がある
・考え方、意識が凝り固まっていない(柔軟性がある)
・失敗しても取り返しがつく
・早く身につければ身につけただけ、長期間、それを使うことができる
などなど、若い時に無理してでも頑張って身につけたもの、鍛えられたことから得られるものは大きいはずです。

例えば、30歳を過ぎた社員に対して、新入社員研修で教えるような「イロハ」を教えることができるのかどうか。

教えるほうもイヤですし、教わるほうはもっとイヤでしょう。
「今さらこんなことを言わせないでほしい」
「 今さらこんなことをいわれたくない」
です。

・鍛えるべきときに鍛える
・教えるべきときに教える
・教育すべきときに教育する
ということができていれば、よかったにも関わらず、
それをしなかったばっかりに、会社・本人の双方が不幸ということになりかねません。

「あとから鍛えればよい」では手遅れになることも!?

もしも必要なタイミングで鍛えていなかった場合、
そこからでも鍛え直すことには意味があるとは思います。

ただ、「鍛えるべきタイミング」ではないので、効果は落ちるのかなと。

私自身のポンコツな身体を例に出すのも恥ずかしいですが、

少し前に
・トレーニングで下半身を追い込み
・その状態でゴルフ、野球と負荷のかかるスポーツを連チャンでやって肉離れ

を起こしました。

さらに昨日は、ゴルフのラウンド中、背筋を痛めてしまいました。

学生時代、それなりにスポーツ、トレーニングをしてきたつもりですが、
やはりガタがきています。

なによりもトレーニングをしようと思っても、それに耐えられる身体ではなくなりつつある(のかも?)というのが寂しいところです。

「自分がイメージするトレーニングで自分を鍛えられる時期は過ぎてしまった。」
だからこそ、
「身体を見つめ直して、あまり負荷がかからないところからスタートせざるをえない。」
ということを受け入れるしかありませんが、やはり効果は落ちるのでしょうね。。。

そんなポンコツ話はさておき、

経営者であれば

・社員(人間)には「鍛えるべきタイミング」がある
・たとえ嫌われてもそのタイミングを外さないようにしたほうがよい

ということを意識しながら、自分、社員と接するように心がけてみるとよいのではないかと考えています。


【編集後記】

週末、そろそろ大丈夫かなと思い、ゴルフのラウンドへ。
ところが足をかばってか、はたまた久しぶりで張り切りすぎたのか、今度は背筋痛を発症してしまいました。
そろそろ自分の体との向き合い方を考え直すべきタイミング(年齢)なのかもしれません。

【昨日の1日1新】
「1日1新」とは→詳細はこちら

栗の菓子パン