企業会計基準委員会のホームページで「平成28年度税制改正に係る減価償却方法の変更に関する実務上の取扱い」が公表されました。
この取扱いでは「平成28年度
想定通りの結論ではありましたが、その結論に至るまでには、
平成28年度税制改正の内容と税務上の取扱い
一応おさらいのために書きますと、
*税制改正内容:減価償却方法の変更・・・(従来)定率法⇒(改正後)定額法
*対象となる固定資産:建物附属設備、
これは税制改正なので、
「
会計上の懸案となっていたこと
一方で、会計上も税制改正内容をそのまま適用すればOKなのか?
原則として、会計と税法は目的が違うため、
次のような事実(問題点)を踏まえて、企業会計上、
・会計上、
・原則として会計と税務は別であり、
・現実的には、世間の多くの会社は減価償却に税法基準を採用し、
会計上の取扱い
結論としては、
つまり今回は、
もしも万が一認められなかったとしたら、それぞれの会社で「
その意味では想定通りの結論だったということになるのではないで
最後に
今後の対応として、次のような記載がありました。
今後、
抜本的な解決を図るために減価償却に関する会計基準の開発に着手 することの合意形成に向けた取組みを速やかに行う予定です。
「開発に着手する」のではなく、「
・現状の仕組みでは限界がある。
・従って、今回のような検討が行われている。
という現状認識があるにもかかわらず、新たな会計基準を開発すること自体に合意が必要、
いずれにしても、会計と税務の乖離が進み、
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【編集後記】
「貞子」の生みの親、鈴木光司氏の教育講演会を聴く機会がありました。
「教育」と言いつつ、ビジネスマンにとっても役立つ内容がかなりありました。
「リング」「らせん」は20年近く前に買いましたが、それ以外の本も買ってみようかと思っています。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
鈴木光司氏の講演会
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