仕事をしてお金をもらったら税金がかかる。
これが基本的な考え方になりますが、バレなきゃ平気!という感覚の方って案外多いのかもしれません。
仕事でお金をもらったら税金がかかる
最近何かとニュースで話題になっている、芸能人による闇営業の問題、
・闇営業(事務所に対する契約違反)
・反社会的勢力からの金銭受領
が問題とされていますが、それに加えて
税金の申告もおそらくしていないだろう(脱税?)
ということが報じられています。
詳しくは分かりませんが、おそらく申告もしていないのでしょう。
そもそも
・相手が誰か?
・なんのお金か?
を明らかにすることができないでしょうから。
仕事をしてお金をもらった場合、何か物を売ってお金をもらった場合、基本的に利益に対して税金がかかります。
本業でも、もちろん副業でも同じことです。
サラリーマンで、
給料からは税金が引かれてるし、副業は申告しなくてもバレないでしょ!?
というのはマズイのです。
税金がかからないのは?
お金をもらう=税金がかかる
つねにこの感覚を持ってさえいれば、あとは不要なときには「申告しない」「税金を払わなくて良い」と考えていればOKということになります。
「仕事で受け取る」のとは違いますが、例えば、個人が贈与を受ける場合、年間110万円までは税金がかからない、というのは有名なところです。
(きちんと「贈与」であるための条件を満たす必要がありますが。)
また、サラリーマンで年末調整を受けている人については、給与以外の所得が年20万円以下であれば、少額=申告不要というルールもあります。
(詳細はここでは割愛しますが。)
ただし、あくまでも「例外的な取り扱い」であり、本来は「お金を受け取ったら税金がかかるもの」という感覚をもっていたほうが間違いないでしょう。
さらに、会社であればなおさら
何らかの対価としてお金を受け取っておきながら所得として申告しない。
ということはあり得ないことだと考えておく必要があります。
・現金商売などで、売上のお金を・・・
とか
・備品を売ったお金を・・・
なんていうのはNGですので、念のため。。。
「ついうっかり」でも漏れてしまうと?
もしも申告すべき所得、お金の受領があるにも関わらず、申告しなかった場合、ペナルティが課されてしまいます。
「ついうっかり・・・」とか「知らなかった・・・」で済ませたいところですが、難しいです。
外部からは、「意図的に」なのかどうかの区別もつきにくいでしょうし。
なお、ペナルティとしては
・払うべき税金を納付
・所得を隠していたことによる重加算税など
があります。
そうなると税務調査の頻度が増えるなど、金額には換算しにくいデメリットも発生します。
さらに影響が大きいのが、青色申告の承認が取り消されてしまうケースです。
ちょっとした申告漏れが、「即、青色申告の取り消し」となるわけではありませんが、
・当初申告した所得の50%超の不正所得がある
・不正所得が500万円以上
になると、承認取り消しの条件を満たしてしまうことになります。
こんな条件を満たすのは「よほどじゃない??」という気がしないでもないですが。。。
ちなみに、他にも承認取り消しの条件はありますし、上記条件を満たしたからといってすぐに取り消されるとは限りませんが。
意図的かどうか、悪質かどうか、は別として、やはり「所得が漏れていた」と指摘を受けるのは気持ちがいいものではありません。
とりあえず
お金を受け取る=申告がいるかも?
という感覚を持っておくことで、意図しない「漏れ」は防げるようになるのではないかと考えています。
【まとめ】
・お金をもらったら「税金がかかる」という感覚をもっておくことが大切
【編集後記】
次期社長さんとゆっくりお話しするのはほぼ初めてだったので、かなり有意義な時間となりました。
*「1日1新」とは→詳細はこちら
福禄寿