今年の税理士試験まで残り1週間となりました。
受験される方はラストの1週間、かなりキツイ時間を過ごしていることと思います。
「ここまできたら体調管理が最優先」というのはもっともなことですが、万人に当てはまるわけではないと感じています。
一般的に言われる体調管理
試験の直前期になると、専門学校や雑誌などでも体調管理が大切と言われます。
これはどんな試験(受験)の場合でも、合言葉のように言われることであり、体調管理と聞くと、超直前期に突入したなと実感したりもする不思議な言葉でもあります。
一般的には
・冷房で体を冷やしすぎない
・冷たいものを飲みすぎない
・手洗いうがいをきっちりする
・睡眠時間を確保する
といったことが体調管理の方法として挙げられます。
私自身もその大切さを否定するつもりはありません。
法人税法と消費税法2科目を受験した年(働きながらで法人税は2年目、消費税は1年目)、消費税の試験(1日目の3コマ目)が終わって夜帰宅すると、なんとまさかの発熱。
かなりキツくて翌日の法人税の試験(2日目の1コマ目)を受けられるのかどうかすら危ういと感じつつ、とりあえず薬を飲んですぐに寝ました(理論を回す余裕もなく。。。)。
翌朝になるとほぼ熱も下がっていたので、無事に受験し、幸運にもその年に2科目に合格することができました。
体調管理には気をつけていたものの、いつの間にか疲労が溜まっていたのだと思われます。
体調管理より勢いで乗り切らなければ合格が見えない場合
体調管理が大切とは言うものの、一般的に言われるような(上に書いたような)体調管理は、誰でも普通に意識していることだと思います。
受験生という環境のなかで言われる「体調管理」には、
・睡眠時間を削って勉強することが必ずしも良い結果に結びつくとは限らない。
・無理して体調を崩したら万全の体調で試験に臨むことができない。
という文脈で使われることが多いです。
このようなことが当てはまるのは、それまでにきちんと時間をかけて準備をすることが出来た受験生限定ではないかと、常々感じていました。
働きながらだったり、複数科目を勉強していたりで、合格レベルに達しているかどうかギリギリの受験生が、他の受験生と同じように直前期にきちんと睡眠時間を確保していて受かるわけがないと思っていました。
実際のところ、受かる受からないは当日の試験次第でもあり、結果は分かりません。
しかし、そもそも勉強不足であるならば、体調管理よりも多少睡眠時間を削ってでも必死に仕上げて本番を迎えるというくらいの勢いも大切ではないでしょうか。
私自身が上で書いた年も、体調管理という面ではギリギリでしたが、それくらいだったからこそ合格できたのではないかと感じています。
ラスト1週間での投資とリターン
・体調管理を優先できるほど今まで勉強を進めることが出来た人
・多少無理してでも頑張って本番を迎えざるを得ない人
このどちらであれ、泣いても笑ってもあと1週間でとりあえず試験勉強から解放されます。
この1週間の頑張りという投資次第で、合格というリターン(時間やお金)を得ることが出来るかどうかが決まる、という人も多いのではないでしょうか。
1年間にも及ぶ再受験のための勉強期間や専門学校に払う授業料は無いに越したことはありませんし、今まできちんと勉強してきた方なら、この1週間の過ごし方次第で逆転は可能です。
残りわずかな期間ですが、最後まで諦めずにラストスパート頑張ってほしいと思っています。
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【編集後記】
元横綱・千代の富士関が亡くなりました。かなりショックです。
子供の頃、相撲といえば千代の富士で、大ファンでした。
「千代の富士」ならぬ「しおの富士」と言いながら、小学校の砂場で相撲遊びしていたことを思い出します。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
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