先週、今年度の税理士試験が終わりました。
この週末には専門学校で解説や相談会などが開催され、これからの勉強についていろいろと悩んでいる人も多いのではないかと思います。
税理士試験が終わったあとに考えていたこと
税理士試験の受験生だった頃、試験が終わったこのタイミングでどんなことを考えていたか、振り返ってみました。
専門学校の解答速報&解説会との付き合い方
試験が終わった週末には解答速報も出揃い、専門学校では解説会と翌年の受験に関する相談会が開かれます。
この解答速報や解説会は、「確認する派」「確認しない派」に分かれていた気がします。
おそらく、あるべきなのは「確認する派」だと思います。
・解答速報を見て
・自分の位置付けを確認して
・翌年の方針を定める
ためには、まず今年の試験がどうだったのか、合格の可能性がどれくらいあるのかを正しく把握する必要があるからです。
ただ、私の場合、
・解答速報は参考程度に確認して、ざっくりの自己採点をして終わり
・解説会、相談会には参加しない
という方針でした。
解答速報や相談会をガッツリと利用しなかった理由
解答速報は参考程度にしか利用せず、解説会・相談会に参加しなかった理由は次のようなものです。
・試験で燃え尽きた直後で、解説を見たくない心理
・専門学校が作成する解答速報はあくまでも1つの見解であり参考情報に過ぎない
・結果を知ったところで結果が変わるわけではない
簿記論のように解答が数値だけの場合、解答速報はほぼ100%信頼できると考えて良いでしょう(ただし配点については予想にすぎませんが)。
一方、税法科目の理論などについては、解答、配点とも予想です。
・自分の解答がどう採点されるか分からない
・模範解答がどんなものか分からない
・配点も分からない
という分からないものだらけのなかで、試験結果の予想をしてもな・・・なんて感じていたというのが正直なところです。
また、科目にもよりますが、2時間では書ききれないような量の解答を「模範解答」として用意して、予想配点を付けるというやり方が不親切だなとも感じていました。
こんな解答、2時間で作れるわけないやないかい!!と真剣に思っていました(特に事業税)。
解答、配点の予想をするなら、
・試験時間内に終わる解答量を解答として予想
・それに応じた配点
とすべきなのではないかと(もちろんそんなことが難しいことは百も承知です)。
そんなこんなで、あまりどっぷりと利用する気になれず、ざっと確認して終わり、としていました。
試験が終わったタイミングで考える科目選び
本試験が終わったこのタイミングでは、年内の勉強科目を含めて翌年の受験をどうするかを考える必要があります。
勉強をやるか?やらないか??
今年の試験で受かれば税理士試験終了という人の場合、勉強をやるかやらないか、で悩むところかと思います。
本来の「あるべき」からすれば、今年の勉強を忘れない程度に続けておくべき、ということになるでしょう。
ただ、なかなかそこまでの気持ちになれないケースも多いのではないかと。
もし勉強をやるかやらないかで悩んでいるくらいであれば、年内は税理士試験の勉強をやめて少し他の勉強をしてみるとか、税理士試験でも違う科目を遊びで勉強してみるというのもアリなのではないでしょうか。
勉強するならどの科目を勉強するか?
まだ税理士試験が続くことが確実な場合、9月ならどの科目を勉強するかを考える必要があります。
以前にも書きましたが、私は基本的には年内は違う科目を勉強する派でした。
一番の理由は「飽きてしまうから」です。
・受験したものの明らかに実力不足で落ちている。
・このままでは来年の合格も厳しいかも。
と感じているのであれば、その科目に取り組むべきですが、そうでなければ年内は違う科目を選択しても良いのではないかなと、今でも思っています。
大切なのは勉強を続けること
・年内に勉強を「やる」「やらない」
・年内に新しい科目をやるかどうか
このあたりは、自分が本心からどうしたいのか?に素直に考えるのが一番だと考えています。
よく言われることですが、税理士試験が難しいのは「受かるまで勉強し続けること」です。
2年や3年で順調に受かる人はモチベーションの維持に苦労することはあまりないかもしれませんが、受験生活が長期間になってくると、だんだん辛くなってくるときもあるでしょう。
そんなときでも「もうやめたい」などと感じることがないように、
・自分を解放する
・新たな科目で新たな刺激を自分に与える
ということも必要なのではないでしょうか。
税理士になりたいのであれば、一番大切なことは「勉強を続けること」ですので、自分なりに「勉強を続けられる方法」を探してみるのが良いのではないかと思っています。
【編集後記】
週末に年に数回のお楽しみゴルフコンペでした。
久々の大叩きで自分でもビックリしましたが、夜の反省会ではガッツリとヤケ酒をいただき、楽しい時間を過ごすことができました。
【昨日の1日1新】
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