税務調査で役に立つ税理士とはどのような税理士でしょうか。
税務調査で役に立つ税理士とは
税務調査で役に立つ税理士とは、どのような税理士でしょうか。
税務調査のどの場面で役に立つか?によって、次の
その1:税務調査の現場で役に立つタイプ
その2:税務調査前の事前対応で役に立つタイプ
その3:税務調査後の仕組みづくりで役に立つタイプ
どれか1つだけに該当するという訳ではありませんが、
もしもすべてが「弱」の場合、そもそも
税務調査での税理士の役に立ち方
税務調査の現場で役に立つ
顧問税理士であれば、
ただ、税務調査における税理士でもタイプはいろいろです。
・ここが見せ場とばかりに頑張る税理士
・当局側の意見にすぐ流されてしまう税理士
・納税者の意図を汲みながら調整しようとする税理士
などなど。
で、いろいろあれど、基本は会社側の意見をしっかりと代弁するということだと考えてい
税理士は、あくまでも納税者の代理であるということがベースにある
たまに税理士のプライド?とか税理士法とか、国税〇〇法など、あるべき論を全面に押し出す方もいるようですが、それらはあくまでもサブの位置づけなのではないかなと。
そして調査で何かの指摘があった場合でも、まずは会社側の意見も聞きながらしっかりと主張することが必要です。
万が一、会社側の意見を当局に主張できないのであれば、
税務調査の場面で説明できないなら、申告すべきではないですし、
また、税務調査の現場では、最終的には当局との交渉も入ってきます。
税務調査前の事前対応で役に立つ
また、税務調査前の事前対応で役に立つということも大切です。
まずは、「税務調査に入られないようにする」ということです。
詳細は割愛しますが、
また、調査に入られたとしても、
例えば、
・取引先との契約が税務上の懸案となりそうなものである場合に、契約内容を変更しておく
・普段から税務上の問題がないことが説明できるような書類を準備しておく
といった事前の準備が大切ということになります。
こうして税務上のリスクを最初から取り除いておくことで、
税務調査の時に交渉を頑張るよりも、目立たなくて地味なところではあ
税務調査後の仕組みづくりで役に立つ
さらにもう一つ、税務調査後の仕組みづくりで役に立つということがあります。
税務調査での指摘事項があるかどうかにかかわらず、
喉元過ぎれば…で放置するのではなく、
今回の調査で指摘されなかったからといって、次回の調査でも指摘されないとは限りません。
もしも懸案として議論の対象に上がったのであれば、新たな対応が必要かどうかをしっかりと検討しておく必要があります。
次回の調査時に、「前回、きちんと仕組みを作っておけば良かった。。。」と思っても手遅れですので。
税務調査の終了時には、次に向けた課題を整理し、仕組みを作り、次回以降に税務リスクを減らしておくことも、税理士としての大切な役目ではないかと考えています。
税理士としてどこで役に立つか?
税理士として、
その役立ち方というのも
・目立つものと目立たないもの
・感謝されやすいものとされにくいもの
など、いろいろです。
私自身としては
・税務調査の場で頑張るのは当然
・ただし、頑張れることにも限界がある
・だからこそ普段から調査で指摘されるリスクを減らせるような準備が必要
だと考えています。
長い目で見たときに会社にとってプラスとなるものが何なのか、
経営者の立場からでも
・本当の意味で自社にとって役に立つ税理士とは?
・どんなタイプの税理士が自社にとって望ましいのか?
といった観点から、税理士の存在を一度見つめ直してみるのが良いと思います。
【編集後記】
プロボクシングの元世界王者井岡一翔氏のお父さんとお父さんが代表を務めるジムが申告漏れを指摘されたようですね。
重加算税を含めて1億円以上を追徴課税されたとか。
バレないと思ったのでしょうかね。。。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
紅茶花伝CRAFTEA