経理部門で仕事をしていると、いろいろな部署から経理処理についての相談を受けることがあります。
その場合には、単に回答するだけでなくそのように処理する理由を伝えるようにしています。
同じようなケースが起こった時、一旦は自分で判断してもらえるようにするためには、考え方の基準を提示すべきと考えているからです。
野良猫に餌をやる「猫おじさん」
駅から自宅までの帰り道、遅い時間(22時頃)になると、決まった場所で野良猫の集団を見かけます。
その側にはいつも同じ男性がいて、その人が餌をやっているようです。
勝手ながら自分の中で「猫おじさん」と呼んでいます。
「猫おじさん」は「野良猫に餌をやることが悪い。」と感じているのかどうか、決して我々通行人と目を合わせようとはしません。
最初に「猫おじさん」を見たときの印象は
・腹を空かせた猫に餌をやるなんて親切だな。
・よほどの猫好きなんだな。
といった程度の感じでした。
(野良猫に餌をやることがいいのかどうかという問題は別として)
「猫おじさん」の行為は是か非か
ある日、定位置近辺をうろうろしながら餌を探す猫たちを見かけたとき
・この猫たちは「猫おじさん」がいなくなったらどうするのだろうか?
・餌を与えられること慣れてしまって、生きていけないのではないか?
とふと気になりました。
この「猫おじさん」の行為は、猫を大切にしているようにも感じますが、本当にそうでしょうか。
・実は自己満足に過ぎないのではないか。
・猫がその置かれた環境(野良猫)で生きていく強さを奪っているのではないか。
こんな風に感じたりもします。
餌をやろうというほどの気持ちがあるならば
「その猫たちにとって本当に幸せな環境」
を探したり準備してあげることにパワーを使ったほうがよほどマシなのではないでしょうか。
(そう簡単にいかないのは分かりますが)
仕事でも同様〜都度対応ではなく自立してもらう
仕事面でも同じようなことが言えると感じています。
例えば、仕事上でなんらかの質問があった場合を考えてみます。
その質問に対する回答だけを伝えて根本的な考え方を伝えなければ、その場はよくても似たようなケースがあったときにまた問い合わせが来るということになります。
「なにかあればいつでも問い合わせてください。」
という対応は一見親切なようですが、お互いに都度手間がかかるという意味では、ダメなやり方です。
必要なことを相手にきちんと理解してもらい、そのうえでプラスアルファの部分についてサポートしていく、というのが理想だとしみじみ感じます。
そのようなスタンスで税理士として顧問先と関わっている先輩税理士もいて、考え方を聞くととても参考になります。
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【編集後記】
首痛のため整形外科に行きました。
もらった痛み止めの薬を飲んだところ、嘘のように痛みが治まっています。
早く行っておけばゴルフをキャンセルしなくて済んだかもしれません。。。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
京都勝牛 小川町店