仕事を始めてから現在まで、スピードと正確性のバランスは難しいと感じることが多いです。
例えば、依頼された目の前の仕事が、スピードと正確性のどちらを優先すべきなのか。
この判断が難しいのは、相手がいる場合、感覚や求めていることが「人によって/場面によって」異なるからです。
目次
ありがちなケース:依頼される側
何か業務を依頼される側で考えてみます。
社長と社員なら社員、上司と部下なら部下、先輩と後輩なら後輩、の立場です。
スピードを後回しパターン
「この前に頼んでおいた件、どうなった?」
「この間打ち合わせした資料できた?」
などと言われて、ドキッとした経験がある方は多いのではないかと思います。
もちろん完成していれば良いですが
・急ぎではないと思っていたので、まだ手をつけていない。
・正確性を重視して慎重に業務を進めている。
・うっかり忘れていた(これは論外!でもありがち・・・)。
などの理由で完成していないと、やはり焦りますね。
「急いでいるならそう言ってくれればいいのに・・・」と思いたいところですが、後の祭り。
他の業務を後回しにしてでも、完成させなければいけない状況に追い込まれてしまうこともあるでしょう。
正確性を後回しパターン
逆に、資料の作成依頼を受けてから、頑張って期待以上のスピードで完成させたとします。
そこで社長、上司、先輩に持っていったところ
・内容がちょっと浅い。もう少し時間をかけていいからしっかり考えて。
・早いのはいいけど、資料間違っているよ。
・数字が合わないけど?
などと言われてガッカリ、なんてこともあるかもしれません。
「急いだばっかりにケアレスミスで資料を間違えてしまう」のは、基本的な問題です。
ただ、それ以前に、そもそも依頼者の優先順位を把握しきれていないというのが問題なのではないかと思います。
ありがちなケース:依頼する側では?
依頼する側の場合(社長、上司、先輩)ではどうでしょうか。
どちらのパターンであれ、自分の意図と合っていない場合には、ストレスを感じることも多いのではないでしょうか。
・急ぎだから頼んだのに、後回しにして、手をつけている素ぶりがない。
・早く資料が出てきたのはいいけど、やっつけでこなしているようで質が悪い。
・間違い(誤字脱字、数字など)がある。
・いちいち言わないと分かってもらえないのか。
などと感じて、モヤモヤすることもあるかもしれません。
相性や慣れ次第だったりも(経験から)
私自身、偉そうに書くことが出来るわけでもなく、20代の頃などは勝手に自分の中で締め切りを設定して、「まだ?」と聞かれて「イラッ!」としたことが結構ありました。
きちんと期限を確認しなかった自分にも問題があり、最初に期限を設定しなかった上司・先輩にも問題があります。
まあ今となっては、日頃からのコミュニケーションに問題があったような気もしますね。
また、相手との関係に慣れてくると、たとえ期限が設定されなかったとしても
・この人からのこのタイミングでの依頼は急ぎ(あるいは急ぎではない)。
・この依頼は正確性を重視しておいた方が良さそう。
ということがだんだん分かってきたりもします。
それでも判断できなければ、その場で確認すれば済む話です。
そうなってくるとかなり仕事がやりやすくなります。
ただし、それなりに時間も必要ですし、人間関係・相性の問題もあるかもしれません。
相手は忖度してくれない前提で:しっかりと確認すること
結論として書こうとすると憚られるくらい当たり前のことなのですが、どちらの立場であれ
・仕事に関して、スピードと正確性の感覚は人それぞれ。
・だからこそ始める前(依頼時)にしっかりと確認しておく必要がある。
ということを常に意識しておくべきではないでしょうか。
特に、依頼する側がしっかりと明示するのが確実です。
どのような関係性(社員、部下、後輩)であれ、相手が忖度してくれることは期待せず、最初に「スピードと正確性のバランス」をしっかりと確認しあうのが、余計なストレスから身を守る方法と言えそうです。
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【編集後記】
最近なぜか1日に数件、見知らぬ番号から携帯に営業電話がかかってきます。
留守電に「また電話します」とメッセージが残っているものの、「また」の電話が来ないと、「それなら留守電に入れなければいいのに」と思ったりしますが、どうなのでしょう(「また」の電話を待っているわけでは決してありませんが)。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
ローソンの緑黄色野菜のサラダ
某税理士法人主催のセミナー参加
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