税理士業というサービス業を営んでいるものとして、「サービスの押し売りにならないように注意しなければ!」と感じる、反面教師となるような出来事がありました。
賃貸不動産「あるある!?」
自宅の引っ越しをしたいと考えて、物件の情報収集を始めてから数ヶ月経ちます。
なかなか条件が定まらず、一時は引っ越しを止めようかと考えていましたが、やはりいろいろと考えた結果、焦らずに良い物件があれば引っ越しを検討しようという結論に達しました。
そして先日、ネットで調べていてなかなか良い物件を発見しました。
場所、間取り、家賃、その他の条件も含めて、全てが想定している条件に当てはまるものでした。
で、「こんな良い条件あるんかいな?」と思いつつ、さっそく空き状況を調べたところ、「あいにく予約が入ってしまいました」との回答がありました。
まあ、「賃貸不動産あるある」と言われる「おとり物件」だったのかどうかは、こちらには分からないことなのですが。
いろいろと調べていてこの条件は厳しめかなと思っているので、そんなに運良く物件が見つかるはずもないよな、と心のどこかでは思いつつ。。。
問い合わせ後のメール
予約が入ってしまったという連絡メールには、
・似たような条件でこんな物件があります
・希望の条件を教えてください
といったことが書かれていました。
条件を教えてくれれば探します、ということのようで。
これに対して、私は返信をしませんでした。
・おとり物件だったんじゃないの?という気持ち(不信感)が拭えなかった。
・「似たような条件で」と紹介された物件が全然条件を満たしていなかった。
・その物件があるから問い合わせただけで、その仲介会社ありきでの選択ではなかった。
というのがその理由です。
するとそれから2週間くらいして、「返事がないけど?」と返信を催促するメールが届きました。
その文面自体が「ん?」という感じだったので、スルーすることも考えましたが、こちらの意図もきちんと伝えなければと思い、
・こちらが希望する条件をしっかり記入
・その条件を1つでも満たさない物件の紹介は不要
と返信することにしました。
案の定というか、予想通りというか、それに対しては何のリアクションもありません。
おそらく今後も連絡がくることはないでしょうし、このようなサービスの押し売りにはしっかりとこちら側の意思表示をすることが大切だと感じました。
サービスの押し売りにならないように。
「何が求められているか?」をきちんと把握する
今回の一連のことを通じて、自分自身、ポイントを外したサービスの押し売りには気をつけなければと感じました。
賃貸不動産の仲介業と単純に比較することはできませんが、
・相手が何を求めているのか
・相手が求めていることのポイントはどこにあるのか
・相手が求めていないことは何なのか
これらのことを外してしまうと、良かれと思っての行動が裏目に出てしまうことになるでしょう。
・経営者の方へのアドバイスが、相手が求めている内容に合致しているのか
・自分が伝えたいこと、自分の価値観だけを押し付けるような言動をとっていないか
・提供しているサービスの質が相手の想定しているレベルに達しているかどうか
これらのような、当たり前でもふとした時に見失いがちな基準や感覚を忘れないようにしなければ、と改めて感じています。
【編集後記】
男子プロゴルフのプロアマ戦(イベント)での片山晋呉プロの態度が何やら問題になっているようです。
分かってきた情報からすると、片山プロに限らず、プロアマでは今までにも普通にあった状況だったようですね(同伴者とのコミュニケーションよりも自分の練習を優先する、等)。
きっかけを作ったプロ側に非があるとしても、ゴルフ場に来て同組のプロに腹を立てて隣のホールまで聞こえるくらいの大きな声で怒鳴って途中で帰る、というのもなんだか・・・という感じもしてしまいますね(どちらが正しいかは判断できませんが)。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
日比谷公園
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