社会人になってからいろいろなセミナーを受けてきました。
良いセミナー、悪いセミナー、当たり、外れ、いろいろと経験してきました。
良いセミナーの基準は?
社会人になってからいろいろなセミナーや勉強会、研修会などに参加してきました。
その中で、良いセミナーの基準は
・実務で使えるスキルや知識を身に付けることができる
・セミナー内容と費用が見合う
ということだと考えています。
税理士であれば
・税制に関する情報
・会計に関する情報
・マーケティングに関する情報
・IT、AIに関する情報
などは、知っておいたほうが良いことになるでしょう。
また、限られた時間を使って参加するので、受講料が高いか安いかに関わらず
・しっかりとお金を払い
・良い内容のセミナーが受けたい
と常々考えています。
そして、昨日も面白いセミナーを受けてきました。
税理士の井ノ上陽一さんのRPA入門セミナーというものです。
RPAとは”Robotic Process Automation “のことで、私もうまく説明できませんが、業務を効率化することができる「ロボット」です。
セミナーではUiPathというツールを使用するのですが、「きちんと指示すればその指示通りに動いてくれるかわいいやつ」という感じでしょうか。
例えば、電車で移動したときの交通費を精算するとき、Yahoo!の乗換案内でいくらかかったかを確認することが多いと思います。
このRPAを使うことで、Excelに出発駅と到着駅を入力しておけば、
・Yahoo!の路線情報で乗車料金を調べて
・その情報をExcelに取り込んでくれる
なんてことも可能です。
他にもやれることがたくさんありますので、興味があれば調べてみると面白いかと。
不定期ですが、数ヶ月ごとに開催されていますので、井ノ上さんのブログなどでスケジュールをチェックしてみると良いと思います。
「これはひどかった・・・」と失敗したセミナーも
美味しい料理の話の後に、マズイ料理の話をするのもなんですが(!?)、参加しなければ良かったと失敗した経験もいろいろとあります。
基本的に
・フロントエンド(集客のための安価で開催)
・バックエンド(本命の商品、サービスで高額)
が用意されているものは、少し警戒しています。
フロントエンドのセミナーだけでも聞く価値があるものも多いので、判断が難しいところではありますが。。。
先日失敗したのは、この判断を誤ったからでした。
あまり特定できるとマズイので少しぼやかしますが
・軽い運動、体操を毎日続けることで脂肪を燃えやすくする
・そのためのメカニズムの紹介
・デモンストレーションを交えた実技もあり
と案内されていました。
安かったのでどこまで教えてくれるんかいな??と思いながら、まあ一部でもデモンストレーションをしてくれるなら行ってみよう、ということで参加してみました。
ところが・・・
・3時間の予定が、2時間で終了
・デモンストレーション一切なし
・具体的な運動、体操の紹介もなし
・バックエンド講座への誘導がメイン
という結果に。。
「体を動かすので、タオル持参で動きやすい服装で!」と案内されていたので、ジャージで参加している人、会場で靴を履き替えている人すらいたのに、実技なしです。
久しぶりに、こんなことあるんかい??と思ってしまいました。
「教えるセミナー」と「教える講座を教えるセミナー」
上記の失敗したケース、告知ではバックエンドの存在は一切匂わせていませんでした。
それでも、おそらくバックエンドはあるだろうと思っていたものの、ウソはダメですよね。。。
1.〇〇を教えるセミナー
2.〇〇を教えるプログラムを紹介するセミナー
この2つには大きな違いがあります。
例えば、ですが
生命保険を使った節税方法を教えます!
と税理士や保険会社の営業マンが告知をしたセミナーがあったとします。
そしていざ参加してみたら、具体的な節税方法の説明は一切なく、
・節税方法を知りたければ、有料会員にならなければならない
・高額な勉強会に参加しなければならない
なんてことを説明されたら、「おいおい!」ではないでしょうか。
それは
「節税方法を教えるセミナー」
ではなくて、
「節税方法を教える講座を教えるセミナー」
ですね。。
もちろん、無料なら分かります(それでもウソはダメですが)。
ただ、少額とはいえお金を取っていたら、果たすべき義務はあるはずかなと思っています。
ちなみに
「内容のレベルが期待していたレベルに届かないものだった」
ということであれば、勝手に期待したこちらの責任もあるので、仕方ないと諦めるようにしています。
何を基準に選べばよいか?選んではいけないのは??
いろいろなセミナーなどに参加しながら、何を基準に選べば良いか?を試行錯誤してきましたが、「時間を買う価値があるか?」を基準に考える、という結論に達しています。
ひとり税理士として仕事をしていると、時間が大切です。
ひとりに限らず、経営者の方も同じでしょう。
・無駄なことには時間を割きたくない
・必要なことなら時間もお金もかける
という考えが基本になるかと思いますので。
・受けてみたい講座、セミナーがある。
・受講料が10万円かかる。
という場合、自分がそこまでのお金をかけなくてもその内容を習得できるなら、受ける価値はないでしょう。
逆に自分で学ぼうとしたら、何日もかかる、何十万円もかかる、というものであれば、受ける価値はあると思います。
そのときのポイントとしては、自分自身の日給、時給も含めて考えるということです。
自分の日給が1万円と考える人が、「10日間かければ講座の内容を自力でマスターできる」なら、10万円の講座に行く必要はないでしょう。
自分の日給が10万円と考える人なら、1日かけても自力でマスターできない内容なら、10万円の受講料は安い、参加すべき、ということになります。
投資として考えて時間を買う価値があると考えるなら、何万円、何十万円、それ以上でもお金を出せば良いと思います。
逆にいくら安くても、自分の日給に見合う価値がないのであれば、そのような勉強会やセミナーには参加してはいけないのかなと。
それほど興味はないけど、
・受講料が安い
・いつか使う知識かも?
という程度なら、冷静に日給に見合う価値があるのかどうかを考えて判断しています。
こんな感じで、セミナー内容が費用に見合うかどうか?の費用には、自分自身の「時間」も含めて考えると良いと考えています。
と書きつつ、それでも、失敗するケースは出てきてしまうのですが。。。
ちなみに、失敗した脂肪が燃えるセミナー、
もしかしたら誤解だったかも?と思って、終了後に改めてサイトの文章を確認してみましたが、やはり「誤解」ではなく「偽り」だったようで、残念でした。
もちろん自己責任ですし、ネタにもなったので良しとしています!?
【編集後記】
昨日受講したRPAのセミナーで、大学1年のときに同じクラスだった同級生と偶然の再会。
税理士になっていたことも知りませんでした。
こんなことってあるんだなとビックリしました。。。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
どぶろくハイボール
ぶらじる
クッキーデニッシュ コロネ