会社や組織のなかで仕事をする場合には、「報・連・相(ほうれんそう)」が大切とよく言われていますが、ただすれば良いわけではありません。
その内容やタイミングを間違えると、かえって逆効果になることもあるので注意が必要です。
報・連・相はやっぱり大切?
「報・連・相」とは、「報告」「連絡」「相談」のことです。
いつの頃からか、この「報・連・相」が大切と言われるようになりました。
わざわざ改めて大切と言わなくても、組織のなかで仕事をするのであれば、
・上司や周囲の人たちに業務の状況を報告する。
・悩んでいることなどについて意見を聞いてみる。
というのは普通にやっていることではないかと考えています。
一方で、このような「報・連・相」は不要と考える人もそれなりにいるようです。
たまにそのような考え方に触れるのも興味深かったりもします。
個人の業務がある程度自己完結できる種類のものであれば、都度都度の「報・連・相」が時間のムダと感じることがあるかもしれません。
ところが自分がその仕事についてそれほど理解していなかったり、チームの一員として分担して業務を行っているような場合には、適切なタイミングでの情報共有は必ず必要になります。
この情報共有の必要性までを否定することはできないのではないかと思います。
ただ報告すればいいというわけではない
ということで、「報・連・相」が必要という前提で気をつけたいことを整理してみます。
留意すべき事項
・適切なタイミングか(時期は遅すぎないか、相手が忙しそうにしてないか、など)
・内容がきちんと整理できているか(相手が知りたいと思うような情報が網羅できているか)
このことが意識されていれば、こちらも相手も余計な時間を割かなくてすみます。
逆に、良かれと思って行った「報・連・相」がマイナスの効果になるのは
・タイミングが悪い(早すぎ、遅すぎ、繁忙時間帯など)
・報告内容について問題点や改善点が整理できていない
などといった場合ではないでしょうか。
そこまで相手に気をつかう必要があるのか、タイミングをはかりすぎて報告が遅くなったら意味がないのではないか、といった指摘もあろうかと思います。
例えば、「悪い情報」については一刻も早く報告したほうが良いというのは当然です。
ただ、「一刻も早く」というのが、今すぐなのか、相手が忙しそうなら1時間後や2時間後が良いのか、その都度判断するしかありません。
結局のところ、人間どうし、相手の立場に立ったときに「いつ」「どんな情報がほしいか」をイメージすることができれば、円滑に業務を進めることができるはずです。
自分なりにきちんと「報・連・相」しているつもりなのに、あまり理解してもらえなかったり、相手のリアクションが微妙なことがあるという方、そのあたりのことを一度見直してみてはいかがでしょうか。
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【編集後記】
今年挑戦したいと思っていたゴルフ競技の日程が発表になりました。
体調を整えてなんとか参加できればと思っています。
【昨日の1日1新】
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