質問がざっくりだと回答もざっくりになってしまう。
質問する側/質問される側それぞれの立場で、改めてこのように感じています。
質問がざっくりだと!?
最近、仕事でも仕事以外でも、いろいろな「質問」を目にしたり、耳にしたりしています。
・仕事上の関係性がある相手に質問する
・専門分野について専門家に質問する
・コンサルタントに質問(相談)する
などなど。
で、そのときの回答を客観的に眺めつつ感じるのが、
ざっくりとした質問にはざっくりとした回答が返ってくる
ということです。
横で聞いていて
あ、ざっくり質問しちゃったな・・・
と思うと、相手の方も少し戸惑いながらも「ざっくりとした回答」を返してくれるという、当たり前といえば当たり前のことではあるのですが。。
たとえば
5年後の景気はどうなっているでしょう?
なんていう会話(質問)、フワッとし過ぎていて、どこを切り口にするか迷いますね。
これは極端としても、たとえばビジネスの場面で
・御社の製品にはどんな強みがありますか?
という質問があった場合、
・性能面
・価格面
・品質面
・安全性
などのうち、どの切り口から話せばよいか、質問の受け手は迷ってしまいます。
このときに
・御社の製品を〇〇という環境で△△の条件で使用することを検討していますが、A社の製品と比べて性能面での優位性はなんですか?
と聞いたほうが、より具体的に相手の回答を引き出すことができそうです。
質問される側の立場からすると?
このことは、質問される側の立場で考えてみると、分かりやすいと思います。
たとえば私(税理士)の場合、
確定申告の注意点があれば教えて!
なんていう質問があった場合、しばらく固まってしまうかもしれません。
・どこから話せばよいのか?
・何が知りたいのか?
を瞬間的に判断しようとしますが、結局よく分からないので「どんなことが知りたいの?」と聞くことになるでしょう。
税金のことが分からないのか、確定申告の手続きそのものが分からないのか、分かりませんので。
このときに
・株を売って損失が発生したんだけど、確定申告は必要?(したほうがよい?)
・初めてe-Taxで申告しようと思うんだけど、マイナンバーカードっているの?
というような質問であれば、質問された側も答えやすくなりますね。
質問の意図や聞きたいことをできるだけ具体的に
このように、無駄なく、相手から知りたい情報を引き出そうとする場合には、自分が知りたいことをピンポイントで答えてもらえるように、具体的な質問を心がけることが大切だと感じています。
ざっくりと質問してしまうと、相手は広い範囲のなかから回答を探すことになりますので、
・回答の主導権を相手に渡してしまう
・回答の内容を相手に委ねてしまう
ことになりかねませんので。
対面であれば会話のなかで、少しずつ聞いていくことができますが、メールでの質問だとかなり効率が悪くなってしまいます。
聞きたいこと・知りたいことを
・自分主導で
・ピンポイントで
・効率よく
聞くにはできるだけ具体的に質問する、という意識を持っておくとよいと思います。
もしも質問したことに対する回答をみて、「ざっくりとした回答だな・・・」と感じることがあれば、自分の質問が「ざっくりでなかったか?」を見直してみてもよいかもしれません。
ちなみに例外的に、質問の抽象度を高めにして相手の思考を学ぼうという場合(そういう相手の場合)、あえてざっくり(に見える)質問をしてみるというのは面白いとは思います。
【編集後記】
週末、久しぶり(10年ぶりくらい?)にIKEAに行ってきましたが、家族連れで
かなり混雑していました。
子供を遊ばせるスペースがあったり、会員(無料)になると朝11時まではレストランで飲み物が無料だったりするので、家族連れだとそれなりに楽しめるのでしょうね。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
イケアレストラン
よい処うさぎ
串かつ 板和