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専門家として「お役立ち」のために必要な修行期間

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「専門家として仕事をしたい」「お客様の役に立ちたい」と考えた場合、どれくらいの修行期間(下積み期間)が必要になるでしょうか。

よく言われる下積み◯◯年必要は本当?

よく、一流の◯◯になるには最低◯◯年の修行が必要、などと言われることがあります。

これについては、半年以上前に、堀江貴文氏が寿司職人の長期に渡る修行に疑問を投げかけていました。

これには賛否両論、いろいろとあったようです。

当然ではありますが、「期間」が絶対ではなく、「修行の中身」や「どんな経験を積んだか」のほうが大切であるという点からすれば、私も同意見です。

これは税理士業務でも言われることがあります。

独立するのであれば最低3年(とか5年)は税理士事務所で仕事をしたほうがよいという意見を聞いたことは何度もあります。

一方で、そんなものは関係ないという意見を聞いたことも同じようにあるのですが。

税理士業務に関しては、自分も当事者なので書きにくいですが、一般論としてはやはり「年数」ではなく「どんな経験を積んできたか」「何ができるか」で判断されるべきです。

それでも実際には「期間」という分かり易い基準はなかなか無くならないのかもしれません。

ゴルフ場のキャディさんを見て再確認したこと

ふとこんなことを再確認したのは、週末に行ったゴルフ場のキャディさんがきっかけです。

よく行くゴルフ場なのですが、最近、アルバイトの大学生が入るようになりました。

キャディさんの仕事は、プレイヤーのサポートであり、ざっとこんなものがあります。

・ホールごとの攻め方、注意点をアドバイスする。
・ボールの飛んで行った場所を確認する。
・距離をアドバイスする。
・グリーン上でライン(どうボールが転がるか)をアドバイスする。

このようにコースのことをよく知っていればいるほど、的確なアドバイスができるはずです。

そんなこともあり、スタート前は「大丈夫かな?」と少しだけ心配もしましたが、全く問題ありませんでした。

問題ないどころか、むしろ的確な助言に驚いたくらいです。

よくよく聞いてみると、大学のゴルフ部員で、どうやらトップレベルでプレーしている学生さんであることが分かりました。

そのゴルフ場はしっかりとしたキャディさんが多いのですが、その中でもアドバイスについては、かなり精度が高い部類に入るのではないでしょうか。

結局のところ、コースに関しての知識が最低限のレベルをクリアさえしていれば、あとはその本人の経験やスキル次第ということがはっきり分かりました。

少なくとも、そのゴルフ場における経験年数はあまり関係がないということは言えそうです。

一般の人が何年間もそのゴルフ場でキャディとしての実務(修行)を積んだとしても、そのレベルに達するのは容易ではないでしょう。

最後に

キャディであれ、税理士などの専門家であれ、「相手にとっていかに役立つ存在であるか」という観点からすると「修行期間(経験年数)」にはあまり意味がないと感じています。

年数を重ねたことにより得られた経験値まで否定するつもりはありませんが、年数を重ねただけで多くのものが手に入るというわけではありません。

その意味でも、相手を「経験年数」だけで判断することは止めなければなりません。

それと同時に、自分自身が役に立てるのはどこなのか(経験年数なのか、それ以外のスキルなのか、等々)についても、見つめ直していかなければいけないと考えています。

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【編集後記】

出勤も覚悟していた3連休でしたが、ギリギリでなんとか無事に片付き、最終日にはゴルフに行くことができました。
暑かったり、手首が痛かったり、なんてことがあっても、やはり楽しいものです。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

フレッシュネスバーガーのクラシックバーガーとオニオンリング
バランスボール

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