自分のことは、なかなか自分では分かりません。
だからこそ、改善するため、成長するためには、まず自分を客観的に把握することが大切だと感じています。
ゴルフで感じる「自分を客観的に把握することの難しさ」
ゴルフでも自分を客観的に見ることはとても難しいです。
自分がいったいどのようなスイングをしているのか。
「自分ではプロと同じようにスイングしているつもり」というゴルファーは多いのではないでしょうか。
ただ実際には、プロのようにスイングできているアマチュアゴルファーを見かけることのほうが圧倒的に少ないです。
ということは多くのゴルファーにとっては、
自分のイメージと実際の姿が一致していない
ということになりますし、
自分のスイングがどうなっていて、どこに問題があるのか?
を把握できていないとも言えるのではないでしょうか。
原因が把握できていないのに、その対策!?
このように、自分で自分のことがよく分からない状態では、改善したいと思っても、どのような対策が有効かを正しく判断することも難しいのではないかと思います。
たとえばゴルフ雑誌のレッスン記事などを読んでも、そもそも自分のことがよく分かっていなければ、自分に合っているもの/合っていないものを取捨選択することも難しいでしょう。
以前プロゴルファーの塚田好宣さんがtwitterで次のようなことを書いていました。
よく他人に処方された薬を飲んじゃう人がいるけれど、症状が違うのだから止めた方がいいです。医者(コーチ)のいう事を聞いてください!
レッスン記事を見ていろいろと試してみたくなるような、ゴルファーあるあるですね。
自分にとって必要かどうか分からない薬を飲む人はいないと思いますが、ゴルフの世界だと普通にありますし、ちょっと耳が痛いです。。。
プロゴルファーがコーチをつけるのも、「客観的な目が必要だから」というのが大きな理由だと思いますので、一般ゴルファーが本気で上達を目指すなら「客観的な目」は必須のものなのかもしれません。
会社でも「客観的な目」が大切
客観的に見る目が必要というのは、会社にも当てはまることだと感じています。
自分自身、自分の組織、自分の会社など、「自分」のこととなると、客観的に見ることはなかなか難しいと思います。
それにもかかわらず、
・有名な経営者の真似をしてみよう。
・いま流行りの経営指標を取り入れてみよう。
・ネットで見かけたコンサルタントの意見を取り入れてみよう。
と安易に考えてしまうこともあるのではないでしょうか。
いろいろとやってみることは悪いことではないと思いますが、ゴルファーがなかなか上達できないのと同様に、効率が悪いことは間違いありません。
独りよがり、自己満足だけでも、ある程度のところまではいくことができるかもしれません。
ゴルフで例えるならシングルハンデになるかならないかくらいまでのレベル、くらいのイメージでしょうか。
ただそれ以上に成長し、それを継続していこうと思えば、やはり自己流だけでは限界がくるのではないでしょうか。
ゴルフで例えるならシングルハンデを維持し、さらに5以下のハンデを目指すようなレベルでしょうか(そこまで至っていないので、偉そうには言えません・・・)。
「客観的な目」の候補としては、税理士や士業、コンサルタント、経営者仲間など、いろいろな相手が想定されます。
・自分の会社は外から見るとどう見えるのだろうか。
・似たような会社と比較してみるとどうなのだろう。
などと感じることあれば、定期的に「客観的な目」「外部の目」を利用することを検討してみても良いのではないでしょうか。
【編集後記】
昨日は、初めて飲むいろいろな日本酒を楽しむことができました。
やっぱり美味しい!と感じつつ、少しだけ痛風が気になるのが寂しかったりします。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
神楽坂のとあるお店
初めて飲む日本酒いろいろ
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