自分のことは自分では分からない。
だからこそ、近くに客観的な「目」を置いておくことが大切だと考えています。
とある会議の一場面をみて
とある場所で会議を目にする機会がありました。
・司会役がひたすら話し、
・自分の考え方、価値観を披露し、
・その後もひたすらしゃべり、
・周囲はただ聞いているだけ
・周囲は反論することもないが、意見することもない(意見しようがない)
みたいな時間が流れていきました。
「みなさん、意見は?」
「どう思う?」
「自分だけ話してしまった?」
という投げかけはあっても、なんとなく周囲が意見しにくいものだったりします。
「はぁ・・・」という微妙な反応しか返せない雰囲気を経験したことがある方は多いのではないでしょうか。
よく言われるように、会議にはいろいろな種類があります。
・物事を決めるための会議
・報告のための会議
・会議のための会議
などなど。
・どのような会議が理想か。
・どのような会議は望ましくないか。
という問題はとりあえず置いておくとしても、どんな会議であれ、司会役のハンドリングが大切であることは言うまでもありません。
会議の目的や内容次第で、司会役が果たすべき機能は変わります。
ただしどんな場だとしても、前述のような「周囲と距離ができてしまう」系や「ひとり突っ走ってしまう」系の進行はあまり望ましいものではありませんね。
自分のことは自分では分からない
このような場面を見るにつけ、
「自分のことは自分では分からない」
ということを常に意識しておく必要があると感じさせられます。
前述したようなイマイチな進行になってしまっている司会役の人が、実は会議の改革を推し進めようとしている人、なんてこともあったりします。
他の人が主催する会議に対しては、客観的な立場で物事を見られるので改革案が思い浮かびやすい。
しかし、自分が司会役になると、急に主観が強くなりすぎて、とたんにイマイチな場を作ってしまう。
こんなことになってしまっては、やはり残念ですし、もったいないですよね。
冗談のような話ではありますが、実際にこのような場面に遭遇したりすると、自分のことを客観的に見ることがいかに難しいかが分かります。
気づいたら周りが付いてこない・・・を避けるために
・自分だったら大丈夫
・自分がやることは正しい
・ついてこられないなら、その相手のほうに問題がある
もしも普段からこんな風に思いながら、実際にはなかなか周囲が付いてこない・・・と感じることがあれば、一度客観的に振り返ってみると良いと思います。
第三者の立場から見た時に「イマイチな対応」になっていたり、「イマイチな雰囲気」を作ってしまっているかもしれませんので。
とはいえ、実際のところ、自分自身のことや自分が作る雰囲気を客観的に眺めることは難しいです。
であれば、仕組みとして客観的に見られるように工夫してみるのもアリです。
例えば、会議での雰囲気作りや有効性がイマイチと感じているのであれば、客観的に見てくれる第三者にオブザーバーとして参加してもらっても良いでしょう。
あるいはいっそのこと、会議での司会役を任せてしまっても良いかもしれません。
大切なことは、自分が仕切ることではなく、しっかりと成果につなげることですので、そのためには近くに『第三者=客観的な「目」』を置いておくことが近道だと考えています。
客観的な「目」は大きな組織であれば、他部門の人、隣の部署の人などでも良いでしょう。
また、それほど大きくない会社や組織であれば、顧問契約している専門家やコンサルタント、優秀な経営者仲間など、「信頼できる」「第三者」を探してみると面白いのではないでしょうか。
【編集後記】
週末のゴルフは2月とは思えないほどの暖かい気候のなか、快適にプレーすることができました。
ただこの時期、やはり寒さを警戒してなのか、ゴルフ場はかなり空いているので、経営は大変だろうな・・・なんてことを感じたり。。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
魚心
ゴルフ場へ新しいルート