「時間をお金が買う」ことの大切さが、いろいろなところで言われています。
とはいえ、頭では分かっていても実践できていない、実際には違う行動をとってしまっている、ということも多いのではないかと感じています。
「自力」か「自力+他力」か。一般道か高速道路か。
先日、会員になっている「日本キャッシュフローコーチ協会」の勉強会のなかで、会社・経営者が外部のコンサルタント(使える人)を起用するかどうかは、
「高速道路」で行くか?下道(一般道)で行くか?どちらを選ぶかの問題
というニュアンスの言葉を聞いて、うまい表現だと感じました。
経営者がうまく外部の専門家などを使いながら最短距離(最速)で進む
=>高速道路
自力で試行錯誤しながら進む
=>下道(一般道)
というニュアンスでの例えです。
どちらでも目的地には到着しますが、手段・方法の違いにより、得られる成果(この例えであれば「時間」)が変わってきます。
表現を変えると、「自力」と「自力+他力」のどちらを選ぶか?ということになります。
自力=>下道(一般道)
自力+他力=>高速道路
もしも負担する費用が同じなら「高速道路」を選ぶと思います。
ただ、実際にはそうではないので
「追加でかかる費用」と「得られる成果(稼げる時間)」
のバランスで検討することなります。
経営や税金周り(税理士業務)でも?
会社でコンサルタントやコーチと契約するかどうかを考える場合、前述したような例えがしっくりくるのではないかと思います。
コンサルタントと契約しなくても、会社は潰れないかもしれませんし、それなりに継続させていくことも問題ないかもしれません。
コストもかかりませんし。。
ただ、コンサルタント(使える人)と契約すれば
・気づきが得られて会社の発展につながる
・会社の課題が明確になる
・今後の取り組み、行動を客観的に見てもらえる「目」が手に入る
など、いろいろなメリットがあります。
(メリットは会社によってそれぞれなので書ききれませんが)
結果としては、費用負担はありますが、
・自力でやるよりも成果につながる可能性は高くなる
・短時間で目標を達成することで時間を稼ぐことができる
ということは間違いないと考えています。
さらに、税理士業務でも同じです。
やろうと思えば、会社内で税金(法人税や消費税)の申告をすることは可能です。
税理士のサイン無しで申告書を提出しても問題ありませんし。
ただし実際には
・どのように申告書を作成したらいいか分からない
・申告書をきちんと作る自信がない
・任せてしまったほうがラク
など、いろいろな理由により税理士に任せているというケースが多いのではないでしょうか。
これなども、ある意味では、高速道路を選んでいる(お金を払って成果、時間、その他のメリットを享受している)ということになるのでしょう。
「できるかどうか?」ではなく「やるべきかどうか?」
前述のコンサルタントやコーチ、税理士の例に共通しているのは
できるか?できないか?
の問題というよりも
やるか?やらないか?
の問題だと考えています。
コンサルタント無しでも、経営者次第で経営はできるでしょうし、発展させることもできるかもしれません。
税理士無しでも、会社の考え方次第では、自社内で税金申告をすることはできるでしょう。
ただし、「それをやるかどうか?」だと思います。
もしも
自分たちで申告書を作って申告するので税理士はいりません!
と言われたら、
・本当にやるんですか?
・もしも本気なら、ご自由にどうぞ!
と返事すると思います。
また、客観的に見て「こんなお役立ちができるかも?」と思っても
いまはコンサルやコーチと契約するような必要性は感じないんだよね・・・
というお考えのケースも当然あります。
もしかすると、会社の発展という観点からうすると遠回りになってしまう可能性もありますが、それはそれで考え方次第なので、アリなのでしょう。
上記のコンサルも税理士もほんの一例ではありますが、どんな立場であっても
「お金を時間で買う」ことの大切さを意識しながら、
「できるかどうか?」
のではなく、
「やるべき」だから「やる」と判断しているのか?
「やるべきでない」なら、「できる」としても「やらない」と判断しているか?
と考えながら意思決定してみるとよいのではないかと思っています。
ちなみに私自身も
自分でやるべきではない=お金を払って他人の力を借りるべき
と思ったモノに対して、結構なお金を払っています(過去からずっと継続中・・・)。
【編集後記】
昨日、男子ゴルフの全英オープンが開幕、松山英樹選手は初日イーブンパーの42位タイと、まずまずのスタートとなりました。
そんななか、D・デュバル選手があるホールで「14」を叩き、トータル91のスコアになってしまったそうです。
めったにない、相当なトラブルとはいえ、超トップ選手による90オーバーというスコアはなんとなく親近感を感じてしまいますね(ご本人には気の毒としか言いようがないですが・・・)。
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