自分自身がよく分かっていないことを「そのまま」文章などで表現することは避けたほうがよいと考えています。
当たり前のようですが、案外、目にすることが多い気がしています。
よく分かっていないことを「そのまま」文章にするとは?
よく分かっていないことを「そのまま」文章で表現する。
何それ?という感じかもしれませんが、会社などでは結構見かけるものではないかと思います。
上司や先輩から
・〇〇さんにXXの件について連絡しておいて!
・クレーム報告書にはこんな内容を書いておくように!
・△△について関係者にメールしておいて!
など、頼まれ仕事を受けてしまったとき、
自分がガッツリと当事者であれば問題ありませんが、当事者でなければ
・どう書くの?
・何を伝えればいいの?
・どんなニュアンスで?
など疑問が湧くこともあるでしょう。
あるいは、自分が当事者ではあるものの、表面的に業務を捌くことで精一杯で本質を理解していない人だと
・よく分かっていないことを
・文章で表現する
ということがあります。
もしかすると、そんないい加減なことってあるの?と感じる人もいるかもしれませんが、実際にあるのです。
先日目にしたのは、詳細は書けませんが、
・上司から言われてメールを書いて送ってきた
・いまいちニュアンスが分からなかったのでこちらから質問した
・本人は内容を理解していないため、質問への明確な回答はなし
・上司に確認した内容がそのまま送られてきた
というものでした。
いったい誰に聞いたらいいの?
となりますね。
頼まれてメールを送ってきた人の問題というよりも、そのやり方がそもそも問題です。
原因は「丸投げ」にあり!?
このようなことが起こる原因は、言わずもがなですが、「適当な丸投げ」
ですね。
必要な情報すら与えず、必要な考え方も提示せず、
連絡しておいて!よろしく!!
では、やはりうまくいきませんね。
結果として、言われた側は「言われた通り」にはできても、言われた以上にはできませんし、考えることもできません。
たとえば、野球で考えてみると
・とりあえずボールを投げる練習をしておいて!
とだけ伝えて練習させるのと、
・どのような身体の使い方をすればボールを速く投げられるようになるか?
の理屈を教え、練習方法を教えるのとでは、上達度合いが全く異なるでしょう。
ちょっと野球の例えが分かりにくいかもしれませんが、いずれにしても、「適当な丸投げ」「任せっきり」「放置」では「育たない」のです。
単なるメッセンジャーでは応用力が身につかない
もちろん最初から、その人に「メッセンジャー」の機能しか求めていないのであれば、それはそれでありかもしれません。
野球で「単にボールを投げられればよい」のであれば、とりあえず適当に投げる練習だけでもよいでしょう。
ただし、その相手を戦力として考え、しっかり機能してもらおうと考えるなら、適当な丸投げではなく、
相手から質問があっても回答できる程度まではしっかりと理解してもらう
ということが必要になります。
仕事上の連絡をした相手から
「じゃあ誰に聞いたらいいの?」
と疑問を持たれるのは避けたほうがよいですし、かなりマイナスですね。
そもそも単なる「メッセンジャー」としての機能だけしか求めないのであれば、応用力が身につかないのは間違いないところですし、
上司、先輩の立場であれば
そのようなことをさせてはいけない
のではないかと思っています。
相手がしっかりと理解できているか?
自分で考えることができるようになっているか?
をしっかりと管理しておくことも必要になります。
【まとめ】
・自分が理解できていないことを、言われたまま、指示されたままに文章にして連絡するのは避けたい。
・単なるメッセンジャーだと応用力が身につかない。
・上司や先輩であれば、指示する相手がしっかり理解しているか、自分で考えられるようになっているかを管理する必要がある。
【編集後記】
今週から少しずつ取り戻していくつもりです。
*「1日1新」とは→詳細はこちら
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