先日、「貞子」の生みの親である作家の鈴木光司さんによる講演を聴く機会がありました。
テーマは「なぜ勉強するのか」で、超有名作家と教育論、あまり結びつかない気もしましたが、プロフィールを見て納得。
講演内容も面白く、教育だけでなく人生全般(ビジネスも含め)に参考になる内容でした。
鈴木光司さんについて
今までは、有名な小説家で「リング」や「らせん」を書いた方、という程度の認識でした。
「リング」「らせん」は両方とも小説を読み、映画(ビデオ)も見ましたが、とても怖かった記憶があります。
それだけに、あまり思い出したくなかったということもあったのかもしれません?
今回講演を聴くにあたり、なぜ同氏が教育関係のテーマで講演するのかを調べてみると、
・ご自身が慶應義塾大学を卒業している。
・大学卒業後、小説を書きながら学習塾を経営していた。
・エッセイなどで教育関係の出版物も多数ある。
ということが分かりました。
このプロフィールからすると、面白い講演が聴けそうだなというのが事前の印象でした。
講演の内容
講演時間は質疑応答を入れて約1時間半、あっという間に終わってしまった感じです。
内容は教育関連をベースとしているものの、ご自身の生い立ちから作家として売れるまでの話などもあり、大変興味深いものでした。
具体的な内容をどこまで紹介して良いのかが分かりませんので、印象に残っていて、かつ強く同感できた言葉について、多少自分なりの解釈を含めつつ、一般化して残しておきたいと思います。
ターゲットを明確に定め、あとは必死でそれを取りにいくことが大切
単に精神論的に「頑張れば良い」というわけではなく、達成するためには何が必要かを正しく判断できるようになることが大切。
正しく判断するためにはいろいろなことを知る必要もあり、結果として勉強も大切。
なお、同氏自身が子供のころに定めたターゲットをきっちりとクリアしてきているようです。
考えていることを明確にするには、文章に書いてみることが大切
正しい判断ができているか、しっかりと考えることができているかを判断する場合、文章にしてみると、きちんとできているかどうかが分かりやすい。
いかに「理解し、創造し、表現するか」を意識することが大切
上記とは少し違った表現だったかもしれませんが、自分のなかでは
・いかにインプットし
・それを自分の中で消化し、または取り込み、
・それらをいかにアウトプットにつなげるか
ということが大切であるという内容だったと理解しました。
この部分は、仕事面やこのブログをいかに書くかにも繋がる部分で、一言一言がかなり刺さりました。
最後に
教育講演といいつつ自分にとって何か有益な情報がないかと思いながら聴いていたこともあり、日頃意識していることとハマる内容がかなり多かったです。
その意味では「ビジネスにも通じる」というよりも「何をどのようにやるにしても、成功するために必要となる基礎的な考え方は共通している」ということなのかもしれません。
今回はたまたま教育講演会に参加し、結果としてかなり有益なものになりました。
普段、ビジネスに役立ちそうな講演、勉強会には積極的に参加する方は多いと思います。
ただ、もしかすると、一見関係なさそうな内容のものでも、違った視点から見つめ直す良いきっかけになるものがあるかもしれません。
いつもよりも多少範囲を広げて、いろいろな考え方に触れる場を探してみても良いのではないでしょうか。
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【編集後記】
昨日は「フランス文化と歴史を学ぶ会」という高尚な勉強会?に参加し、普段あまり口にしたことがない値段と味のフランスワインを楽しみました。
偶然、生まれた年(1974年)のワインも飲むことができ、良い経験になりました。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
ランチパック 十勝産牛肉入りボロネーゼ
初めて飲むフランスワインいろいろ