情報の取捨選択。捨てる基準を決めて「すべてを保管し続ける」のを諦めることが大切。

インターネットやSNS、動画サイトの普及により、得られる情報の量が昔と比べると格段に増えています。

情報が増えているからこそ、必要な情報をしっかりと取捨選択する必要がありますが、なかなか情報が捨てられないという人も多いのではないでしょうか。

「捨てたいけど捨てられない」なら、「捨てるための基準」となるマイルールを決めてしまうのが良いと考えています。

情報の取捨選択は欠かせない。ゴルフ雑誌の切り抜き記事を整理しながら再認識したこと。

先日、自室の本棚や書類棚を整理しました。

その際、本や書類だけでなく、ゴルフ関連の雑誌や記事などで保管していたものもまとめて処分しました。

5年から10年くらい前のものが多かったのですが、

・ゴルフ雑誌の切り抜き記事
・ゴルフレッスンの雑誌
・ゴルフ系のマンガ雑誌

が書棚の一角を占領していましたので、いい加減整理しようかと。

で、整理しながら雑誌や記事をぱらぱら眺めていると、とても懐かしく感じられました。

・雑誌に載っているプロゴルファーのゴルフウェアが昔のシルエット
・ゴルフクラブも懐かしいものが多い
・レッスン記事、書かれている内容も懐かしい
といった感じです。

何も考えずに、単純に懐かしむ分には、非常に楽しい時間でした。

とはいえ、その記事に書かれている「ゴルフの理論」が当時と最近とでは異なっている部分もありましたし、クラブに関する記事や情報は古くてあまり使えません。

結局のところ、山積みされたゴルフ記事から、「今の自分にとって必要な情報」を探すのはかなり厳しい、ということを改めて感じました。

情報の取捨選択は欠かせない。

片付けをしたときに、知識のアップデートは欠かせないという記事を書きました。

知識のアップデートは欠かせない。「いつの知識で仕事をしているか?」を確認してみることが大切。
この週末、自室の本棚を整理しながら、「知識のアップデート」は欠かせないものだという「当たり前」のことを再認識しました。 そして、その当...

そして、それと同時に「情報の取捨選択」も欠かすことができないと感じています。

・昔からあるゴルフ雑誌の量はそれほど減っていない。
・インターネット上のサイトは充実している。
・SNSや動画でゴルフ関連の情報を簡単に取ることができる。
といったように、以前と比べると、入手することができる情報量がかなり増えています。

すべての情報をチェックすることはできませんし、試してみることも難しいでしょう。

だからこそ、必要な情報と必要でない情報の取捨選択が大切になります。

では、必要な情報と必要ではない情報をどのような基準で選別するのが良いか、軽く考えてみました。

基準その1:「使える情報」であること。

いくら過去の資料を保管していたとしても、その情報が使えるわけではありません。

昔のゴルフ雑誌や切り抜き記事を積み上げるとかなりの量になりましたが、

・単に保管していただけ。
・なんのために保管しておいたのか思い出せない。
・どんな記事を保管しておいたのか忘れていた。

というものが多くを占めていました。

つまり、「資料の保管」はしていましたが、 それだけでは「使えない情報」だったということです。

もちろん、自分の情報としてすでに血肉化されたものもありますが、すでに血肉化されているわけですから保管しておく必要がないとも言えます。

また、ゴルフの上達を目指すことが目的であれば、自分が実際に試してみることができる情報でなければ役に立ちません。

情報は「使うための情報」ですから、「必要な情報」というのは「使える情報」であり、使える状態にしておかなければいけないということになります。

逆に言えば、「使えない状態にある情報」は保管しておいても意味がないとも言えます。

このことはゴルフの情報に限らず、あらゆることに当てはまるものだと思います。

基準その2:「いま必要な情報」であること。

情報が「使える情報」だったとして、それがいつ必要な情報なのか?も大切なポイントです。

・最新の時事問題
・最新の税務情報(税制改正の内容)
・最新の会計情報(会計基準など)
・経営やマーケティングに関する情報
・その他仕事に関すること
・趣味に関すること
など、「知りたい」と思っていることは多くても、すべてを追いかけることはできません。

それにもかかわらず

とりあえず資料や本だけ取っておいて、あとで確認しよう。

などと考えて、結局、いつになっても手がつかないままになってしまっている、なんてことはないでしょうか。

私自身、最近、強く感じながら実践しているのが

・この情報は、いつ必要なのか?いま必要なのか?
・いま必要な情報は何なのか?

を基準にして判断するということです。

それができれば、「いつか〇〇」という基準がなくなります。

・「いつか」この本を読み返したい。
・「いつか」この情報が必要になる場面があるのではないか。
などなど。

“こんまり流”では、「いつかはこない」と考えるようですが、かなり納得感はありますね。

なぜ過去の情報を使わない?捨てた情報が必要になったら??

モノや情報を捨てようとしたときに、あとで必要になったらどうしよう?と考えて捨てられないということもあると思います。

今回、私が処分した本や書類、ゴルフ雑誌などは、次のように分類されます。

・おそらく後で必要になると思って保管していたもの
・いるか?いらないか?が半々かなと思って保管していたもの
・たぶんいらないけど、万が一見たくなるといやなので保管していたもの

そして改めて振り返ってみると、それらの情報を利用することはほとんどありませんでした。

それは

自分が必要とする情報が有益な情報なら、必要なときに手に入れられる(有料でも)

からではないかと感じています。

例えば、気に入った記事が載っている本を保管しておいたとしても、大量の本の中から探すよりも、似たような記事が載っている新しい本を買ったほうが早いということもあるでしょう。

そうであれば、

あとから買えるものであれば、必要になったときにまた買えば良い。

と割り切ってしまうこともありかもしれません。

実際、ゴルフの理論、会計、税務、ビジネスでも、有益な情報や必要とされているものは、あとからでも手に入れることができるものが多いのではないかと。

もちろん本は大事にしなければいけませんし、手元にバイブルとして置いておく本というのはあっても良いですし、そのような本を見つけることは大切です。

ただし、前述のように全てを追うことはできません。

もしも多くの情報を手に入れた結果、情報の取捨選択ができない状況に陥ってしまっているのであれば、自分なりに「捨てる基準」あるいは「残す基準」のマイルールを決めてしまうのが良いと思っています。

・捨てた情報があとから必要になったら買えばOKと割り切る。
・すべてを保管し続けることを諦める。
というところから始めてみるのが良いかもしれません。


【編集後記】

昨日は、帰宅時に台風の影響による電車遅延に見事に巻き込まれてしまいました。
それでも直撃されて被害があった地方のことを考えれば、電車遅延くらい大したことはないのですが。。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

常磐線特急「ときわ」
ココス

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする