昨日の日経新聞のスポーツ欄に、元メジャーリーガーの岩村明憲さんのコラムが掲載されていました。
以前から同様のことを感じつつ、そうではない組織にモヤモヤすることもありましたが、「やっぱりそうだよね」とスッキリしました。
叱ることをためらうな
岩村さんのコラムは、日経新聞スポーツ欄の「スポートピア」というコーナーに「叱ることをためらうな」という見出しで書かれていたものです。
この岩村さんは、ヤクルトスワーローズで活躍した後にメジャーリーグで4年ほどプレー、その後日本球界に復帰して楽天・ヤクルトでプレーした後、現在は独立リーグの福島で選手兼監督を務めています(選手としては今期で引退)。
このコラムでは、最初に次のように書かれています。
・褒めて育てる時代だというが、それだけではうまくいかない。
・自分自身は、若い頃にちゃんと叱られたから今の自分がある。
・だから監督として、選手たちには言うべきことを言うようにしている。
ご本人が叱られたことの例としては、次のものが挙げられています。
- 駆け出しの頃、監督がホームランを打っても喜んでくれない(長距離打者と認められていなかった)
- エラーのたびに古田さんに怒られた
- サヨナラ勝ちで大喜びしていたら、ラミレスさんに控えるように注意された(相手への敬意)
- 怪我をしたときに、「出られる痛みなら出るべき」と池山さんに言われた
そして、次のように締めくくられていました。
- お互いに言いづらいことも言って、高め合っていたのがひところのヤクルト。
- ラミレスさん(現DeNA監督)、池山さん(楽天コーチ)、稲葉さん(日本代表監督)など、いい指導者が出ているのも偶然ではない。
スポーツに限らず会社などの組織でも同じ
このコラムを読んでいて、スポーツだけでなく会社などの組織でも同じだなと感じました。
弱いチームやあまり機能していない組織だと、
・言いたいことが言えない雰囲気
・波風立てないほうが賢いかも?なんていう価値観
がはびこっているということもあるのではないでしょうか。
もしも「多くの人が問題だと感じているのに、それを口に出さない」というような状況であれば、組織としてはかなりマズイですよね。
やはり「言いづらいことでもしっかりと指摘する」というのが基本なのではないでしょうか。
もっとも、「口に出さない」というのが
・「出せない」のか?
・「出す価値がないから出さない」のか?
という問題もありますが。。。
私自身も正直、「面倒だから口に出さなくていいや」と思ってしまったこともあり、反省点ではあります。
まずは実践できる雰囲気作りから
現時点で言いづらいことを指摘しあうような状況でない場合、まずはそれを実践できる雰囲気作りから始めるのが良いのではないでしょうか。
その場合、まずは経営者なりマネージャーなり、上の立場の人がしっかりと「指摘すべきことを指摘する」ところから始める必要があります。
(ちなみに立場を利用して、理不尽に指導するとか教育するとか、ということではありませんので念のため!?)
いくら全体に号令をかけても、下の立場からはなかなか言いにくいこともあるでしょう。
やはり「上から下へ」から始まって「横から横へ」「下から上へ」へと徐々に進んでいけるのではないかと考えています。
まずは、上の立場にいる人が「しっかりと指摘する」ことから雰囲気作りを始めてみてはいかがでしょうか。
【編集後記】
全米プロゴルフ選手権での松山英樹選手、惜しかったですね。
メジャー優勝と同時に、結婚・第一子誕生が発表できたら最高だったのでしょうが。。。
来年は、この悔しさを晴らしてほしいです。
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