先週行われていた全英オープンゴルフ、松山英樹選手は惜しくも14位に終わりました。
そんな世界的なトッププロの松山選手ですが、2ヶ月ほど前、ルールを間違えて理解していたことでペナルティを受けるというハプニングがありました。
松山選手が受けたペナルティ
松山選手がルールを間違えていてペナルティを受けたのは、2ヶ月ほど前のアメリカゴルフツアーの試合でのことでした。
ペナルティの状況としては、次のようなものだったようです。
・ボールを池に入れてしまった。
・1打罰でドロップした。
・ドロップしたボールが傾斜により思ったよりも転がった。
・再ドロップしようとしたが、実際には再ドロップが必要なほどには転がっていなかった。
詳しい説明や写真などがないのではっきりしたことは分かりませんが、こんなイメージでしょうか。
池に入れてしまって1打罰のペナルティを受ける場合、ニアレストポイントと呼ばれる場所から2クラブレングス以内(クラブ2本分の長さ)にドロップする必要があります。
これについては間違いはあまり起こらないと思います。
今回の問題は、ドロップしたあとのボールが傾斜で転がり、止まったのがニアレストポイントから2クラブレングスより離れた場所だったということのようです。
ボールが止まったのが、ニアレストポイントから2クラブレングス以上離れていたことから、松山選手がボールを拾いあげて、もう一度ドロップしようとしたことでペナルティを取られてしまいました。
結構多くの人が間違えている再ドロップに関するルール
結構多くの人が間違えているのではないかなと思うのが、今回のように、ドロップしたボールが転がってしまった場合の取り扱いです。
まず、ドロップは決められた範囲内にしなければいけません。
上のケースでは2クラブレングス内ですし、例えばカート道にあったボールを動かす場合にはニアレストポイントから1クラブレングス内、といった感じで決められています。
ここまではいいのですが、ドロップしたボールが転がって決められた範囲(上の図でいう緑色のエリア)から出てしまった場合の取り扱いには注意が必要です。
ルールでは「再ドロップが必要なケース」の1つとして
ボールが最初にコース上に落ちたところから、2クラブレングス以上転がったとき
となっています。
つまり、最初にボールが落ちたところとボールが止まったところの間(上の図でボールとボールの間)が2クラブレングス内であれば、再ドロップはできないということになります。
松山選手は、この状態でボールを拾い上げたためにペナルティを課されてしまったということになります。
競技のときなど、ドロップするエリアをティペグで定めてからドロップする場合、そのティペグで設定した範囲(幅)から外れた場合に、再ドロップしているというケースも、もしかしたらあるのではないでしょうか。
(恥ずかしながら私も数年前までそのように考えていました・・・)
とにかく
ボールをドロップしたときは、ボールが落ちたところから2クラブレングス以内にボールがあればインプレー(再ドロップ不可)
ということだけでも理解しておけば、間違えてしまうこともなくなるのではないでしょうか。
きちんと指摘してくれる人は貴重な存在
今回のルールは、もしかすると一般ゴルファーの中でも、知らない人は結構多いかもしれません。
そもそも競技に出ないゴルファーにとっては、ドロップ自体、まあなんとなくやっているというケースもあるでしょう。
ただ、いつかは競技などにも出てみたいという気持ちがあるようであれば、しっかりと押さえておく必要があります。
また、せっかくラウンドをするなら、そのあたりをきちんと教えてくれる(指摘してくれる)方とのラウンドは貴重です。
たまにはそのような方とのラウンドの機会を積極的に設けるなど、工夫していくとよいのではないでしょうか。
【編集後記】
土曜日はゴルフに行き、そのあとは楽しく反省会(飲み会)でした。
飲みすぎたわけではありませんが、なぜか日曜日の朝は何の予定もないと思い込んで寝てしまい。。。日曜早朝からの草野球の存在を忘れて寝坊してしまいました。
野球の用事を忘れるなんて、人生初。少しショックでした。
【昨日の1日1新】
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