先週号の週刊ダイヤモンドに、「会社の数字がわかる反復練習 決算書100本ノック!」という特集記事が掲載されていました。
自社の財務諸表を手元に置きながら確認する
今回の週刊ダイヤモンドの記事では、「実際の企業の情報を数多く確認すれば、決算書を読み解けるようになる」ということで、100以上の実例が掲載されています。
財務諸表を読むことに苦手意識がある人からすると、この記事自体がそもそも読みにくいような気がしないでもありません。
ただ基本的なことから書かれているので、踏ん張って読んでみる価値はありそうです。
で、そのときに挫折しないためには、自社の財務諸表を手元に置きつつ、記事の内容を読んでみるのが良いのではないかと思います。
記事を読み物として「読んで終わり」にするのではなく、実際に使える知識にするためには、自社の財務諸表と見比べながら確認していくことが有効です。
もしもそれも面倒に感じる場合には、詳しい人と内容を確認しながら、自社の情報に落とし込んでいくというのもアリではないでしょうか。
基本は「比較すること」
記事の中で目立つのが、比較記事です。
・トヨタ自動車 VS 日産自動車
・RIZAP VS ルネサンス
・JAL VS ANA
などなど。
紙面の都合もあり、それほど細かく分析されているわけではありませんが、ライバル企業同士の財務諸表を並べて比較することで、
財務諸表からどのような情報を読み取ることができるのか?
を確認するのには、参考になるではないかと感じています。
また、このような大企業同士の比較に限らず、決算書の読み方や財務分析では「比較」がポイントになります。
・大企業や目標にしたい企業と自社との比較
・同業他社と比較
という他社(他者)との比較もありますし、過去の自社との比較も大切です。
過去の自社との比較であれば、全てデータは揃っていますし、分析もしやすいはずです。
例えば、過去3期分の財務データを並べてみて
・売上高
・人件費
・利益(率)
・現預金残高
などを見てみるだけで、何か発見があるかもしれません。
確認すべき最低限の項目を決めてしまう
経営者で財務諸表の分析には興味がないと考えている人は少ないと思います。
ただ、そうは言っても、いざ決算書を見たり財務分析しようとすると
・どこから見ればよいか分からない。
・数字が並んでいるだけにしか見えない。
・自社にとってどの部分の数字が大切なのかが分からない。
などの理由で、気が重くなることがあるかもしれません。
その場合、全てをきっちりと把握しようとするのではなく、優先して確認すべき項目を決めてしまうのが良いと思います。
会社や事業の状況で異なりますが、例えば
・売上総利益率(売上総利益/売上)
・ROA(総資産利益率)
・労働分配率
についてはしっかりと分析する、といったような感じでもまずはOKかと。
「何を確認すべき項目にするか迷う」という状況であれば、顧問税理士などに意見を求めてみても良いのではないでしょうか。
【編集後記】
注文していたPINGのクラブのうち、ドライバーとフェアウェイウッドはどちらも10月にならないと手に入らないことが分かりました。
かなりの人気のようですね。。。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
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