固定資産を購入した場合に、それが「機械装置」と「
どちらでも大きな差はないような気がしますが、注意が必要です。
費用化される年数の違い
固定資産の費用化
固定資産は長期間にわたって使用することが可能なものです。
したがって税金の計算上、
処理としては、
この使用可能期間を何年と考えるかによって毎年の費用が変わるこ
この期間は「(法定)耐用年数」とよばれます。
耐用年数の違い
機械装置の場合、
たとえば「飲食店業用設備:8年」、「食料品用製造業用設備:
短いもので3年、長いものだと22年のものまであります。
*国税庁HP内のQ&A資料から一部抜粋
工具器具備品の場合、
たとえば「パソコン:4年」、「試験又は測定機器:5年」
短いもので2年、長いものだと20年のものまでありますが、
*国税庁HPから一部抜粋
固定資産を購入した場合には、
・それが「機械装置」なのか「工具器具備品」なのかを判断し、
・耐用年数を決める
必要があります。
その判断を間違えると、耐用年数、さらには税金計算も間違えてしまうことになるので、注意が必要です。
「機械装置」と「工具器具備品」の違いはなにか。
では「機械装置」と「工具器具備品」の違いは何なのか、
そのこと自体が分かりにくくなっている原因の1つではないかとい
国税不服審判所で固定資産が「機械装置」か「器具備品」かで争われた事案がありまし
そこで示された判断を抜粋するとこんな内容です。
「機械及び装置」とは、外力に抵抗し得る物体の結合からなり、
一定の相対運動をなし、 外部から与えられたエネルギーを有用な仕事に変形するもので、 かつ、複数のものが設備を形成して、 設備の一部としてそれぞれのものがその機能を果たすものをいう。
「器具及び備品」とは、耐用年数省令の別表第一が個別資産ごとに耐用年数を定めているこ とから判断すると、 それ自体で固有の機能を果たし独立して使用されるものをいう。
特に「機械及び装置」については、なんのことだかいまいち理解できません。
ざっくり整理すると
・機械装置:
・工具器具備品:単体で機能を果たすもの
といった感じになるでしょうか。
・大がかりな据え付け工事が必要⇒機械装置
・可動式でどこでも使用できるもの⇒
といった簡便的な基準で判断してしまっているケースもあるかもしれませ
おそらくそれでも、
それでもどうしても判断に迷った場合、現物を見る、
手を抜かずしっかりと整理しておきましょう。
最後に
固定資産は税務上、会計上とも非常に論点が多い項目になります。
資産の種類、耐用年数、資本的支出/修繕費の分類などなど。
苦手意識がある方、迷うことが多い方は、
まずは自分で調べてみたいという方や、製造業など、固定資産の判定に悩むことが多い方は、書籍などを購入してみるのもよいかもしれません。
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【編集後記】
軽い花粉症ですが、さすがにマスク無しだと鼻がむずむず、クシャミがでるようになってきました。
電車内でもマスクの人多いですね。
花粉症対策かインフルエンザ対策かは分かりませんが。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
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