努力は報われるのか?
ゴールデンウィーク前のこのタイミングで、ふとそんなことを考えていました。
努力は報われる?
こどもの頃から、努力することの大切を教えられてきたという人は多いのではないかと思います。
学校では
・努力することが大切
・努力すれば願いがかなう
・努力しなければ良い結果は得られない
という教えを「これでもか」というくらい叩き込まれてきたような気がします。
また、学校に限らず、両親や目上の方などからも同じような教育をされた人が多いのではないかと。
で、この教育自体は悪くないと思いますし、その教育のおかげかどうか、私自身、「努力は報われる」と考えています。
税理士受験生だったころのゴールデンワーク
そんなことをふと考えたのは、「ゴールデンウィーク期間」に突入するこのタイミングで、税理士試験のことを思い出したからです。
8月の税理士試験に向けて勉強している受験生にとって、試験前にまとまった時間が確保できる貴重な時期です。
・勉強の遅れを取り戻す
・苦手分野を集中的に克服する
・体制を立て直す
など、課題に応じてやるべきこと、やりたいことはいろいろとあるはずです。
そして、この時期に打てるべき手を打っていれば、多少遅れていても本試験までに十分間に合うのではないかと思います。
一方で
・現状分析ができていない
・何をすべきかが分からない
・とりあえず言われたことだけをやっている
といった感じで、そもそも打つべき手を打っていなければ、これから先、いくら頑張っても良い結果を得ることは難しくなるのではないでしょうか。
専門学校の自習室などに行くと、見た目は同じように、みんな勉強しているのですが、その中身には大きな違いがあるのではないかと感じていました。
同じように問題を解いていても、意図的にその問題を解いているのかどうか?という点において、です。
つまり、みんな同じように勉強している、努力しているように見えるのですが、その中身には大きな違いがあったのではないか、ということです。
得られる結果に違いが出てくるのも当然ですね。
努力は報われる。ただし必ずではない!
努力は報われる。ただし必ずではない。
努力は報われるとは限らない。
など、努力が良い結果に結びつかないことがあるという表現を見かけることがあります。
私自身としては、その「報われる」の考え方次第なのではないかと思っています。
「良い結果を得ること」「合格すること」だけを「報われる」と考えるなら、もちろん報われないこともあるでしょう。
そもそも競争試験である限り、100%報われるということはあり得ません。
前述の税理士試験の例でも、自習室で勉強している風の人が、考えて勉強していないのであれば良い結果を得ることも難しいでしょう。
それでも、もし不合格だったとしても、勉強した過程・知識は蓄積されることになります。
その意味では「まったく報われなかった」ということではありません。
「合格」という結果は得られなくても、努力に対して何らかのプラスは得られるわけですから、そのことで「報われた」と考えることもできるのではないかと思います。
結果でも「報われたい!」
それでもやはり、結果についてもしっかりと報われたいと思うことが多いかもしれません。
そのためにはありきたりですが、正しい方法で取り組むこと、努力することが大切です。
基本的に、自己流だと良くないことが多い気がしています。
・勉強の仕方(予習、復習、解き方など)が悪い(先生の言う通りにしていない)
・ゴルフで下手を固めるような、逆効果の練習ばかりしている
・販売を強化しようと思っているが、マーケティングの理論を無視している
といった感じだと、見るからにうまくいきそうもありませんね。
努力は必ず報われる。
さらに
結果についても報われたいのであれば、正しい方法で正しく努力する。
ということが大切になります。
で、この「正しい方法」というのが曲者で、自分ではなかなか分からないことも多いです。
その場合には内容次第で、信頼できる第三者などに、「正しい方法」を聞いてみる、レクチャーしてもらう、というのもアリかもしれません。
繰り返しになりますが、「報われる」の考え方次第とはいえ、「努力は必ず報われる」と信じています。
そうしなければ、「バカバカしくて努力なんてしてられない。」という負の感情を自分自身が排除することができなくなってしまうというのが、理由の1つだったりもしています。
【編集後記】
明日からGWに突入ですね。
フルに休む日はありませんが、やりたいことが盛りだくさんなので、しっかりと計画を立ててこなしていかなければ。。。
【昨日の1日1新】
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