「俺は客だぞ!」というオーラを出しながら威張る人が本当のお客さんなのかどうか。
自分の置かれた立場によって、対応にも差が出てきそうですが、なんでもかんでも「お客様扱い」すれば良いというわけではない、と考えています。
最寄り駅にて
数日前、最寄り駅(JR)の構内に入ったところ、大きな怒鳴り声が聞こえてきました。
最初は何を言っているのか聞こえませんでしたが、さらに近づいてみると、改札付近の窓口で駅員さんに向かって
「しっかりと客目線で対応しろよ!!」
と大きな声で捨て台詞を吐いた、太ったおじさんの姿が見えました。
その後、定期券・特急券を販売する自販機に並んだので、そのあたりのことで不満があったのでしょう。
詳しいことは分からないのでなんとも言えません。
JR側に何か言われるような落ち度があったのか、おじさんの単なるワガママなのか。。。
周囲の人たちがそのおじさんをチラ見している様子から、
・この人、ちょっと怖い。
・危険だから近寄らないでおこう。
と感じていることだけははっきりと分かりました。
不特定多数を相手にする仕事の難しさ
自分が「お客さん」の立場だったら何を要求してもいいのか?
答えは明らかに「NO」ですね。
自分が客の立場の場合に
・自分は客だ!
・客は多少のワガママを言っても許される!
・客の言うことが聞けないのか?
という感覚でいる限り、うまくコミュニケーションを取ることは難しいでしょう。
もしも特定のお客さんだけを相手にするビジネスであれば、そのようなお客さんとは取引をしないという選択肢があります。
一方で、サービス業や飲食業などの不特定多数のお客さんを相手する仕事だと、立場によって
・NOとは言えない
・お客さんを選ぶことができない
ということもあるのでしょう。
今回のようなケースだと、JRの職員さんは「不満なら利用していただかなくて結構です!」とはなかなか言えないでしょうね。。。
NOと言えるなら言ってもいいんじゃない?
それでも、個人的には
「NO」と言えるなら言ってもいいんじゃない?
と思っています。
それがJR だろうが、公のサービスであろうが、同じではないかなと。
自分が「客」であることをいいことに、構内に響き渡るほどの大声で威圧的な態度をとる利用者は、もはや「お客さん」ではないと言っても良いのではないでしょうか。
いくら、客商売・サービス業だからといっても、全てを受け入れる必要はないはずですし。
「嫌なら利用していただかなくて結構です」とはっきり言えるくらいの自信があってこそ、成熟した関係が築けるのではないかなと思ったりもしています。
もちろん、サービスの提供者側が偉いとか、お客さんに気を遣わなくて良い、などと考えているわけでは決してありませんので、念のため。
【編集後記】
ジャイアンツが村田選手を自由契約にしたというニュースには驚きました。
そのほうが本人のためでもあり、敬意を表したとのこと。
確かにそうかもしれませんが、それならば来期は、腹を括って最後まで若手をずっと使い続けてほしいものです。
少なくともトレード、FA、外国人助っ人に頼ることがないように。。。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
ミニストップの焼鯖寿司、チキンサラダ