言われるうちが華。でもお客さんは文句を言わずに去っていく!?

「言われるうちが華」とよく言われますが、お店など不特定多数を相手にする仕事、環境では文句を言わずに去っていくお客さんが多いということを認識しておく必要があると考えています。

とある居酒屋にて

少し前のことになりますが、数人で入った居酒屋さんで、それはまあ、なんともひどい接客をするアルバイトの女性に遭遇しました。

・歩く様子がだるそう。
・注文を受けるのも面倒くさそう。
・表情に笑顔がない(というよりも、しかめっ面、ふてくされている?)
・受け答えも適当
などなど。

こちらが酔っ払って騒いでいたり、なにか店側に迷惑をかけるような行動があったのならまだしも、1件目で入った店であり、入店した瞬間からそんな態度でした。

空いている店だったので、客が入ってきたことが面倒だと感じていたのかもしれません。

同伴者みんなが笑ってしまうほどの接客のひどさは、早く帰りたくなるほどで、もしかしたら早く帰らせるための手だったのかも?と思ってしまいました。。。

おそらく2度と行かないので文句を言う価値もないよね、というところで落ち着きつつ、「言われるうちが華」という言葉をふと思い出しました。

「言われるうちが華」が当てはまるのは?

この「言われるうちが華」というのはいろいろなところで聞く(聞かされる)言葉です。

会社などで何らかの指導、教育で注意をするときに
「〇〇さん、こんな風に注意されているうち、言われているうちが華だよ!」
みたいな使い方が多いでしょうか。

この「言われるうちが華」という言葉は、継続的な関係性がある場合において当てはまるものだと思います。

学校における先生と生徒、会社における経営者と従業員、上司と部下、先輩と後輩など。

継続的な関係性があるからこそ、
・相手のためにも
・自分のためにも
・組織のためにも
必要であれば、「注意をする」「指導をする」ことになるのだと思います。

わざわざ好きこのんで、相手から嫌がられるかもしれないそのような発言をする人は稀だと思いますので。

お客さんは文句を言わずに去っていく

一方、継続的な関係性がない場合はどうでしょうか。

例えば、飲食店などは、継続性が担保されない、一発勝負的な要素があります。

その場合、この「言われるうちが華」が当てはまらないことが多いのではないかと思います。

前述の居酒屋はまさにそのケースですね。

私を含めた同伴者全員、もうそのお店には行かないでしょうし、文句を言うこともありませんでした。

その店では、同じように、文句を言わずに去ってしまったお客さんもたくさんいたでしょう。

継続的な関係性があれば何かコメントをする可能性がありますが、「もういいや」と思ったらそこまでです。

「言われるうちが華」「注意されるうちが華」とはいえ、そもそも「言ってもらえない」「注意してもらえない」まま、見切られてしまうという厳しさがあることは認識しておく必要があります。

その居酒屋の経営者の方はきっと分かっているのだとは思います。

ただ、アルバイト店員にまでそれを浸透させることができていなかったのなら、結局は分かっていなかったのと同じことになってしまいますね。

どんな業務でも「言われない」ことを前提に!

この「言われるうちが華」は、仕事をするうえでは、真摯に受け止めるべき、意識しておくべき言葉だと感じています。

前述の居酒屋のように、そもそも「言ってもらえない」環境があるなかで、「言ってもらえることのありがたさ」をしっかりと認識しておくことが必要かなと。

さらにはもう一歩踏み込んで、「言われない」「言ってもらえない」ことを前提として、それでも「必要な水準」を満たしているのかどうかを自分なりにチェックしていくと良いのではないかと考えています。


【編集後記】

西日本の豪雨による被害がかなりひどいようですね。
映像などを見て、リスクに対しては過剰すぎるくらい敏感に反応したほうが良いのだと改めて実感しています。

【昨日の1日1新】

*「1日1新」とは→詳細はこちら

酒造 力 武蔵浦和店
ミスド モンブラン
磯丸水産 大塚北口店
La Strada
うおや一丁 大塚店

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