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「言葉」だけでなく「文字」も取り消すことができない〜失敗してしまう人はマイルールを定めるべき〜

geralt / Pixabay

かれこれ20年くらい前に言われた「言葉は取り消すことができない」という教えを忘れないように気をつけています。

さらに最近は、電話よりもメールによるコミュニケーションが増えてきていることもあり、「文字も取り消せない」ということを強く意識する必要があると考えています。

言葉は取り消せない

社会人になって営業をしていたころ、当時の上司から「言葉は取り消せないから注意したほうがよい」と言われたことがありました。

「言葉は取り消すことができないから注意したほうが良い。」 これは、社会人2年目に営業部に配属されて少ししてから、当時の上司に言われた言葉で...

お客様に対してかなりイラっとした口調で電話をしていたときに言われた言葉です。

ほんの一言を我慢できなかったことで、相手との関係が終わってしまう、一生尾を引いてしまう、ということも起こり得るだけに注意が必要です。

それは「言いたいことを我慢すべき」ということではありません。
むしろその逆で言いたいことはきちんと主張すべきであると考えています。

問題なのはその言い方です。

「感情的にならず、言葉を選び、主張すべきことは主張する」という大人の対応?が必要で、その結果、相手と分かり合えなければそこまでの関係なのかもしれません。

文字も取り消せない

最近強く感じているのが、話す言葉だけでなく、書いた文字も取り消せないということです。

昔と比べて、電話でのコミュニケーションが減り、メールが中心という人も多いのではないでしょうか。

また、SNSの普及もあり、Twitter、Facebook、あるいはブログなどで自分の意見を文字にして表現する機会も増えています。

会話の場合は、相手があって成り立つものであり、言葉選びに気をつけようという気持ちも自然と働きます。

一方、文字の場合は自分が書くだけなので視野が狭くなり、読み手のことや書いた後のことを意識する気持ちが弱くなってしまう可能性があります。

「そんなつもりで書いたわけではないのに、文字がひとり歩きしてしまって勘違いされ、気まずいを思いをしたことがある」
という人は意外と多いのではないでしょうか。

また、「その相手限りと思ってメールに書いたことが、思わぬ形で他の人に転送されてしまい、ヒヤッとする」というようなことも起こりがちです。

言葉は人の頭の中に残りますが、文字は目に見える形で物理的にも残ってしまいますので、本当に注意しなければなりません。

つい最近もかなりインパクトのあるメール(マイナス方向の)を見る機会がありましたが、なんというか残念としか言いようがありませんでした。

ついついやってしまう人はマイルールを定めるべき

人によって、「やってしまった」「失敗した」と反省することには、クセやパターンがあるはずです。

たとえば
・イラっとしたときについつい感情的な文章を書いてしまう。
・気に入らないことがあると、文字(文章)にして抗議しなければ許せない。
・お酒を飲んだときには感情的になりがち。
・感情的になると言葉(文字)の表現が汚くなる。
・目上の人に反抗したくなる。
・目下の人に偉そうに接したくなる。
などなど。

ありきたりではありますが、ついつい失敗してしまうという人は
・自分の失敗パターンを把握する。
・徹底的にその失敗パターンを避けることを自分の中でルール化する(マイルールを作る)。
しかありません。

・イラっとしても条件反射で反応することは避ける(落ち着いてから論理的に対応)。
・文字にする場合、他の人(自分の子どもなど)から見られても恥ずかしくない表現にする。
・お酒を飲んだら感情的になりやすいので、文字を書かない。

ほんの一例ですが、このようなマイルールを定めることで、取り消すことができない「文字」で失敗するリスクを多少でも避けることができるようになるのではないでしょうか。

少なくとも自分ではそのように気をつけていきたいと考えています。

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【編集後記】

Dropboxの無料版を使用していましたが、容量がいっぱいになったので有料プランに申し込みました。
どんどん増えてくるデータをどのように整理していくか。
初期の仕組みづくりが肝心なので、しっかりと学びたいと考えています。

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