頭で分かっていても難しい「相手に分かりやすく伝える」ということ

普段から人と話しをするときには、難しい専門用語や一般的でない略語、横文字を使用しないように気をつけています。

実践できているのかどうか、自分では分かりづらいだけになかなか判断が難しいです。

気づかないうちに使ってしまう難しさ

先日ある方と会計処理、税務処理について話していた時に「期ずれ」の話題になりました。

「期ずれ」とは、収益や費用を本来とは違う期に計上してしまうことです。
会計上、税務上とも正しくない処理になってしまうため問題があります。

そして、そのような「期がずれてしまう処理」が問題であることは知っていても、「期ずれ」という総称があることはご存じないようでした。

話すことに夢中になり、無意識のうちに「期ずれ」という言葉を使っていたことを反省するとともに、恥ずかしくも感じました。

他の場面でも同じようなことがあるかもしれません。
無意識だからこそ出てしまう、使ってしまうというところに難しさがあると痛感しました。

それ以外にも気をつけたいと考えていること

上のケースのような特定の業務(会計、税務)で使用されるような専門用語は、
・会計業務、税務業務に従事している人には使用できる。
・それ以外の人には使用しない(補足する)。
ということで、意識さえすれば比較的使い分けができそうです。

もう少しややこしいと感じているのが「略語、略称」と「英語」です。

略語や略称
同じ経理関係の仕事をしている人でも、すんなりと話しが通じない、あるいは説明が不足していると感じるケースもあります。
「会社固有の用語の使い方」「業種による特殊性」「国内企業か外資系企業による違い」などがあるためです。

たとえば「買掛金」と言えば、経理関係の人が思い浮かべることは共通(のはず)です。
ところが「AP」と言ったらどうでしょうか。
それは「Accounts Payable」のことだろうと分かったとしても
・念のため「Accounts Payable」のことで間違いないかどうか。
・いわゆる買掛金のことなのか。
・未払金が含まれているのかどうか。
など、場面によっては確認しないといけないことがバラバラ出てくることも考えられます。

英語
日本語の会話のなかで英語をそのまま使った場合、すんなりと伝わるかどうかは個人差が大きいと思われます。

「海外に住んでいた(勤務していた)人」との会話や「外資系企業のセミナー」などでは、「その意味なんだっけ?」と一瞬考えてしまうような単語が出てくることが多いです。

これもその人にとっては「ごく一般的な単語」と捉えているのでしょうから、なかなか難しいところで、やむを得ない部分もあるとは思います。

受け手側の立場から相手に対して感じること

自分が受け手の場合、分かりにくい表現があっても出来る限り我慢しよう、理解しようとは思っています。
伝える側の難しさを理解しているつもりだからです。

とはいえ、あまりにもひどいと
「この人は本当に相手に理解してもらいたいと思って説明しているのだろうか?」
と疑問に感じ始め、どんどん印象が悪くなることもあります(内容が良くても)。

たとえばそれが面接の場面であれば、その印象の悪さで「アウト」にもなりかねません。

きちんとこちらの伝えたい内容を理解してほしい場合には、いつも以上に
「相手に分かりやすい言葉遣い、表現になっているか」
を意識することが大切ではないでしょうか。

*例外として、難しい内容でも「文字」に残す場合には、解釈によって誤解を与えることがないようにあえてそのまま書くこともあります(たとえば税制改正内容を説明する場合など)。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【編集後記】

背筋痛から続いて首痛が発症し、かれこれクラブを3週間ほど握っていません。
日曜日のラウンドがかなり不安です。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

いろはす炭酸水 瀬戸内産れもん
ランチパック 湘南ゴールド&ヨーグルト風味クリーム

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする