改めて「お金」を最優先に考える!

新型コロナウイルスの影響により、経済活動の多くが止まっています。

このような緊急事態で最後に頼れるのはやっぱり「お金」。
『日頃から「お金」のことをしっかりと考えておくことの大切さ』
を改めて考えさせられます。

会社にとっての体力とは「お金」

以前からこのブログでも
「会社=経営者が最後に頼れるのはお金(キャッシュ)だけ」
だと書いてきました。

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・売上がどれくらいか?
・利益がどれくらいか?
・人件費はどれくらいか?
・税金は?
・節税は?

など、経営していくなかで気になる項目はいろいろでしょうし、
優先順位についても経営者ごとにいろいろな考え方があるでしょう。

ただ、どんな考え方、優先順位を持っていたとしても変わらないのが

とにかく一番大切なのが「お金(キャッシュ)」

という考え方ではないかと考えています。

元気があれば何でもできる!
はアントニオ猪木さんの言葉として有名ですが、

お金があれば何とかなる!
ということを再認識する必要があるのではないでしょうか。

たとえ
・売上が減ったり
・利益が減ったり
・赤字になったり
・そんななかでも借入金の返済をしなければならなかったり
という事態になったとしても、
「お金(キャッシュ)」のやりくりができれば、
とりあえず会社は生き残ることができるわけです。

どれだけの「お金」があれば十分か?

会社のお金として
通常の運転資金が必要なのは言うまでもありませんし、
設備投資計画があるなら、それに備えてお金を蓄えておくことも必要です。

それらに加えて、いざという時のための「お金(キャッシュ)」も
持っておくにこしたことはありません。

では、「お金(キャッシュ)」が大切だという考え方はOKとして、
どれだけの「お金(キャッシュ)」を持っていればいいでしょうか。

これについては、絶対的な正解はありません。

あえて言うならば「多ければ多いほど良い」ですが、
それだと漠然とし過ぎていて「じゃあどうしたらいいの?」
となってしまいますね。

結果として行動につなげることもできません。

基本的には経営者の考え方次第になりますが、

仮に売上が0(ゼロ)になった場合に、
何カ月持ちこたえられる現金を持っていれば安心できるか?

を1つの基準として考えてみても良いかと思います。

これは、私が所属している日本キャッシュフローコーチ協会の
和仁達也さんも仰っている考え方です。

売上0(ゼロ)なんて極端なケースを想定しておく必要があるのか?

正直なところ
そこまで極端に見積もらなくても!?
と私自身も感じたりしていましたが、昨今の新型コロナの影響を見ていると

決して極端な見積りではない=>むしろリスクとして当然想定しておくべき

ということが分かりますね。

例えば、2ヶ月間の売上が0(ゼロ)になっても安心なお金(キャッシュ)を
確保しておきたいのであれば、

月間の売上高の2ヶ月分を余剰資金として持っておくということです。

年間売上高12億円(1億円/月)であれば、2億円になりますね。

景気の良いときや事業が順調なときであれば
このような思考には至らない可能性がありますが、

現在のような非常事態を機に、
改めて考え直してみるとよいのではないかと思います。

なお、いきなり安心できるお金(キャッシュ)を確保しようと考えても
目標が遠すぎる可能性もあります。

その場合には、まずは最終的な目標金額を設定したうえで

1年後=>3年後=>5年後
など、短期~中長期の期間を設定しながら、
それぞれのタイミングで目標金額を設定してみると
よりリアルに目標金額を感じられるのではないでしょうか。

緊急事態であればなりふり構わず・・・

なお、現在の新型コロナウイルスの影響を受けてしまい、
「将来の備え」なんてことは言ってられない!
という状況の会社もあると思います。

このように目先の資金繰りが厳しいのであれば、
できるだけ早めに(すでに早くはありまえんが)、
情報を集める必要があります。

いろいろなところで既に話題になっているように
各種の融資、補助金、助成金、協力金など
国・地方自治体・金融機関からサポートを受けられる可能性があります。

手間がかかったり
分かりにくかったり
日々情報が更新されてどれが最新か分からなかったり
など、いろいろありますが、そんなことも言ってられませんね。

直接的にお金を補助してもらうだけでなく、
借入返済を待ってもらう
税金や社会保険の納付を待ってもらう
など、支払を先延ばしする形でのサポートも受けられると思います。

まずは信頼できる専門家等などに第一弾としての相談を急ぎましょう。

各種サポートの内容については、改めて整理します。


【編集後記】

いろいろと考えるところがあり少しお休みしていたブログですが、
少し復活させていこうと考えています。

【昨日の1日1新】
「1日1新」とは→詳細はこちら

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