「休日」「仕事」というキーワードが並ぶと何を感じるか、いろいろな意見がありそうで興味深いです。
「休日」と「仕事」
「休日」「仕事」というキーワードが並んだ場合、どのようなことを考えるでしょうか。
・休日には仕事をしたくない。
・休日にも仕事をしたい。
・休日には仕事のことを考えるのも嫌。
・休日も仕事のことが頭から離れない。
・仕事が忙しくて休日が取れない。
など、いろいろな考え方があると思います。
先日、ある会話のなかで、両極端な意見を耳にする機会がありました。
それは「休日に絶対に仕事はしない」派と「休日に仕事をするのはOK」派です。
私個人としては、他の人がどう考えようがあまり関係ないので、「へー」と感じる程度でしたが、実は根っこの部分では似ているところもあり、興味深く感じました。
それは、「休日に絶対に仕事はしない」派の人も
・実は、休日に仕事につながる活動をしている。
・頭のどこかで仕事のことを考えている。
・将来に向けた投資をしている。
など、ある意味では、仕事の準備をしていることが分かったからです。
「休日に仕事をしない」と「休日には仕事のことを考えたくもない」とでは、大きな違いがあるのだと実感しました。
働き方改革では長時間労働は悪
いま何かと話題になっている働き方改革では、長時間労働の改善が大きなテーマになっています。
その点では、少なくとも「休日に仕事をするのがOK」という考え方ではありません。
長時間の残業、休日出勤などを続けざるをえない環境で働くことで、病気になってしまうようなことは避けなければいけません。
経営者やマネージャーであれば、自組織がどのような状況か、冷静に判断する必要があるでしょう。
一方で、とにかく休みがいっぱいあればいいのか?と言えば、決してそういうわけではないだろうという気もしています。
「オフは仕事を忘れろ」のウソ:宮本慎也さんの言葉
元ヤクルトスワローズの宮本慎也さん(現ヘッドコーチ)の本のなかで、オフシーズンの考え方に関する記事がありました。
見出しは、【「オフは仕事を忘れろ」のうそ】というものです。
プロ野球では12月・1月がオフシーズンです。
宮本さんがプロ野球の世界に入った1995年当時は、オフシーズンには体を休めることが大切とされていて、現在ほどオフシーズン時期の練習が盛んではなかったようです。
そんな環境を宮本さんはチャンスと考え、「他の選手はもっと休め」と思いながら、しっかりと練習に励んでいたそうです。
・他の人が休んでいる間にどれだけ準備をできるかが結果を分ける。
・労力をかけても満足する結果が得られなければ、他の人が仕事を忘れている時間にも努力して差を埋めようとするはず。
いまのご時世、会社のなかで従業員や部下に強制すると誤解されそうな表現ではあります。
ただ、経営者であれ管理者であれ一般社員であれ、自分が一人のプロとして力をつけていこうと考えるなら、きわめてまっとうな意見なのだろうと感じています。
組織であれば、自然とこのような感覚を持てる人たちが揃えば強くなるのでしょうね。
ちなみにこの宮本さんの本、スポーツの世界を語りつつ最後はしっかりとビジネスに繋げています。
また裏話的なものも書かれているので、一般のビジネス書に飽きた方や興味が持てない方でも、面白く読めるのではないかと思います。
おわりに
「休日に仕事をするかどうか」は個人の好みの問題もありますので、良いか悪いかを周りが言えることではありません。
何を「仕事」と考えるかの定義にもよりますし。
ただ1つだけ感じることは、結果を出されている方の場合、仮に「休日には仕事をしない」と決めているとしても「休日には仕事のことを一切考えない」わけではないということです。
・休日にはしっかりと休んでリフレッシュが必要
・足りない部分があるなら休日にも「準備」する
この2つはどちらかを選ぶものではなく、ケースバイケースで使い分ければ良いものだと考えています。
「自分はこうする」と決めつけずに、状況に応じて柔軟に対応すれば良いのではないでしょうか。
ただし、だらだらしないよう、最低限のマイルールは決めておいたほうが良いですが。
【編集後記】
女子プロゴルファーの横峯さくら選手が男子のプロゴルフツアーに出るようですね。
どんなプレー、どんなスコアになるのか、楽しみです。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
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