2018年のプロ野球も前半戦が終了しました。
首位カープとは6ゲーム差で2位のジャイアンツ。
細かなデータを見て、少し驚きました。
ジャイアンツとカープの順位と主な成績
まずは前半戦が終了した時点のジャイアンツとカープの主な成績を比較してみます。
*データはSportsnaviに掲載されているもの
広島地方の豪雨の影響で前半戦最後の3試合が延期になったこともあり、カープの消化試合数が少なめになっています。
で、このように比較してみると、ほとんどの項目においてカープの成績が上回っていて、やっぱりな、というのが第一印象でした。
が、改めてよくよく見てみると、そんなに大きな差ではないのでは??という印象も受けます。
得点、失点、本塁打、打率もそんなに差がありませんし、防御率ならジャイアンツのほうが上回っています。
ちなみに1試合あたりのデータは次のようになります。
*データは上記データのうち、得点・失点・本塁打を1試合あたりに換算したもの
1試合あたりの失点はジャイアンツのほうが少ないです。
1試合あたりの得点は確かに違いますが、6ゲーム差がつくほどの差ではないように感じますね。
大きな差が直接対決の結果
もちろん得点数、失点数は勝敗と必ずしもリンクしているわけではありません。
勝つときはギリギリ、負けるときはボロ負け、という「効率の良い」試合を繰り返していれば、得点よりも失点が多くても勝ち数が上回ることは考えられます。
極端な例ですが
・1対0で勝利が4試合
・0対10で敗戦が1試合
だと
・勝敗:4勝1敗
・得点数:4
・失点数:10
となるわけです。
得点数、失点数だけを見ると弱いチームのようですが、勝敗なら4勝1敗で貯金が3つある状態です。
当然、この逆パターンもあります。
従って、得点、失点だけで勝敗の内容を分析することが難しいということにもなりますね。
ただ、今回は、ジャイアンツとカープの差として、はっきりと分かる差があります。
それは、直接対決での対戦成績で、ジャイアンツの4勝9敗となっています。
ジャイアンツは「借金1」ですが、対カープで「借金5」ですから、カープ以外では「貯金4」ということになります。
一方、カープは「貯金11」ですが、対ジャイアンツで「貯金5」ですから、ジャイアンツ以外では「貯金6」ということになります。
つまり直接対決を除くと
・ジャイアンツ:貯金4
・カープ:貯金6
というほんのわずかの差しかなかったわけです(もちろんゲーム数の違いもありますが)。
もし仮に直接対決の勝敗が入れ替わっていたら??
直接対決の相性の良し悪しというのも、大きなポイントになりますので、この勝敗を無視することはできませんが、「もし仮に」ということでちょっと考えてみました。
13試合あった直接対決がジャイアンツの7勝6敗だったら
ジャイアンツ:43勝38敗1分 勝率:.531 貯金5
カープ:40勝35敗1分 勝率:.533 貯金5
ゲーム差なし、勝率の差で首位カープ、2位ジャイアンツということになります。
完全に妄想の世界に陥っています。。。
ただし、直接対決さえなんとかすれば大いに可能性はあるということは間違いないかと。
前半戦の終盤、小林捕手がカープとの直接対決以後、出番が減っているのは、このあたりへの首脳陣の思いもあるのでしょう。
上記は妄想とはいえ、まだまだ後半に望みを繋いでいる状態であることは間違いない(はず)ので、後半戦はなんとか頑張ってほしいところです。
ちなみに、無理やりビジネスにつなげるなら、
成功できるかどうかは
「自らの弱点を正しく認識して、しっかりとその対策を考える」
という当たり前のことをやり切れるかどうか次第、
ということが言えるのかなと思っています。
【編集後記】
昨日は地元の税理士会の会合に参加してきました。
年齢、キャリア、考え方もバラバラ、いろいろな税理士がいて面白いですね。
「税理士を選ぶ」立場で考えてみると、しっかりと選ぶことが大切だなとしみじみ。。。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら