普段は「ざっくり」でも、たまには「じっくり」確認したい勘定科目の残高

経営者の方が自社の財務諸表を見る場合、気になるポイントは人それぞれだと思います。

あまり気にならない部分については、普段は「ざっくり」の確認でも問題ありませんが、たまには「じっくり」確認したほうが良いものもあります。

気になるポイントは人それぞれ

自社の財務諸表を見るときに気になるポイントといえば
・売上金額
・利益金額
・お金(現金や預金)の増減
・資産状況
など、人それぞれでしょう。

何を重視して経営しているかによっても違ってきます。

このように普段から重視しているポイントについては、財務諸表を見るときにも自然と目がいきますし、じっくりと内容を確認しているのではないかと思います。

気にならないポイントなら「ざっくり」で問題ない!?

これとは逆に、あまり気にならない、気にしていないという項目もあるでしょう。

例えば、売上や利益が最優先と考えている人にとっては、それ以外のもの(特に貸借対照表などの項目)にはあまり興味がないかもしれません。

また、現金やそれ以外の資産が載った貸借対照表が重要と考えている人でも、貸借対照表の中の細かい勘定科目については気にならないもしれません。

このような

・あまり重視していない勘定科目
・自社にとってそれほど重要ではない勘定科目

については、普段の財務諸表のチェックは「ざっくり」でも全く問題がないと考えています。

たまには「じっくり」確認したほうが良い勘定科目の残高

普段は「ざっくり」でもたまには「じっくり」確認したほうが良いものがありますが、その1つが貸借対照表の残高の内容です。

例えば、次のようなものはあまり目立たないので、「ざっくり」チェックするときには気づかないことも考えられます。

・仮払金が適当な科目に振り替えられていないもの
・未収入金や立替金で回収できていないもの
・未払金などで支払処理を忘れているもの
・保証金や敷金で契約は終わっているのに処理を忘れて残ったままのもの

いつまでも放置されているのは当然問題ですので、たまには「じっくり」とこのような未処理のものが残っていないかを確認しておくべきです。

経理担当者が別にいる場合、

・担当者:何も聞いていないから「未処理のままで問題ない」と考えている。
・経営者:その分はとっくに処理が済んでいると思っている。

というような認識のズレによって、未処理が発生しそのまま放置されてしまう危険性がありますので、注意が必要です。

「以前から残っているから今回も残っていても大丈夫」と考えるのではなく、「本当に残っているのが正しいのか?」という目で見てみることが大切です。

ちなみに、「たまには」の頻度は金額次第、規模次第ではありますが、少なくとも年1回、できれば3ヶ月〜6ヶ月に1回くらいはキレイに整理しておくと良いのではないでしょうか。

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【編集後記】

スマホ契約を大手キャリア間で変更しようかと思っていましたが、思わぬ事態が発生したり、キャリア・販売店側の事情による「よく分からない値引の有無」に翻弄されたり、嫌気が差してきました。
ようやく目が覚めた感じで、格安SIMにすることになりそうです。

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