「ひとり税理士」あるいは税理士でなくても「ひとり」でビジネスをしようと考えたとき、その最初の一歩は『「ひとり」じゃない』という環境を整えることだと思っています。
『「ひとり」じゃない』環境を整えること
「ひとり税理士」として仕事をし始めてから1年半経ちました。
振り返ってみると、「ひとり税理士」として仕事をするための最初の一歩は『「ひとり」じゃない』という環境を整えることでした。
情報収集
「ひとり税理士」として仕事をしていくことを、何の情報もなしに「ひとり」で思いついて決めたわけではありません。
「ひとり税理士」として仕事をしている方の本を読み、話を聞き、その結果として自分も同じような方向性に進んでみようかと考えたわけです。
以前にも何度も書いていますが、参考にさせていただいたのが井ノ上陽一さんの書籍です。
「ひとり」とか「ひとり税理士」としてこんなライフスタイルもアリだな、楽しそうだなと思える見本となる方がいれば、迷ったときや悩んだときにも「ひとり」ではありません。
仕事
仕事についても、自分勝手に「ひとり」でいるだけでお客様から仕事をもらえるわけではありません。
仕事をいただくことができるお客様を探したり、そのお客様との関係を強固なものにすることが必要です。
そのようなお客様とのつながりこそが、『「ひとり」じゃない』環境であり、そのような環境を整えているからこそ「ひとり」で仕事をできるということになるわけです。
ネットワーク
「ひとり税理士」を選んだ場合、自分ひとりだけでは解決できない問題も出てくるでしょう。
・人手(マンパワー)の問題
・専門性の問題
など。
このような場合に備えて、普段から横のつながりやネットワークを確保しておくことで大切です。
いざとなればそのネットワークを利用しながら、お客様にサービスを提供できれば良いのではないかと思いますし、そのようなネットワークを確保しているという環境は『「ひとり」じゃない』環境そのものです。
このように「ひとり」で仕事をしていくうえでは、『「ひとり」じゃない』という環境をいかに整えるか?ということが大切になるのではないかと考えています。
少なくとも、「人と関わることが嫌い」とか「人と話すのが嫌い」だから「ひとり」を選ぶという理由だけでは厳しいのではないかなと。
「みんな」という基準をなくすこと
「ひとり」で仕事をするのであれば、「みんな」という基準は捨てる必要があります。
・みんなが〇〇しているから。
・みんなが〇〇と言っているから。
・みんなはどうしているんだろう?
・みんなはどう考えているんだろう?
・みんなだったらどうするだろう?
このように、「みんな」を基準に考えてしまうと、せっかく「ひとり」を選んだのに、しがらみに縛られて組織の中でもがいている状態と変わらないことになってしまいます。
「ひとり」の自由さ、「ひとり」のメリットが享受できていないことになります。
「みんなが・・・」という表現は、状況次第では「ラク」で使いやすいものですし、もしかすると組織の中で生きていくなら大切な感覚かもしれません。
ただ、「ひとり」にはふさわしくない表現と言っても良いのではないでしょうか。
自分で考え、自分で意思決定すること
このように、「みんなが」などという感覚に惑わされずに、「自分がどうしたいから何をするのか」を決められるのが「ひとり」の大きな魅力です。
もちろん、前述のように、「自分勝手」や「独りよがり」ではうまく行かないこともあるでしょう。
ただし、そうはいっても、基本的に大切なことは「自分で考え、自分で意思決定すること」だと考えています。
世の中の多くのことは、自分で決められるからこそ面白いのでしょう。
せっかくの「自由に決められる権利」を無駄遣いしてしまうのはもったいないですね。
・しっかりと自分で考え、自分で意思決定し、
・「ひとり」「ひとり税理士」のライフスタイルを楽しむ
ためにも、まずは『「ひとり」じゃない』環境をきちんと整えるところから始めてみるのが良いのではないかと思っています。
【編集後記】
つい最近、LINEスタンプを買いました。
ゴルフ関係のおもしろ系のものです。
ただ、よくよく考えるとLINEスタンプを使用する場面がほとんどないという。。。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
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