日本経済新聞で毎日掲載されている「私の履歴書」、今月はコシノジュンコさんです。
その第一回でコシノジュンコさんのお母さんの言葉が紹介されていました。
向こう岸、見ているだけでは渡れない
今月(2019年8月)の「私の履歴書」の第一回で、お母さんが残してくれた大好きな言葉として、コシノジュンコさんが紹介しているのが
向こう岸、見ているだけでは渡れない
という言葉です。
最初から結果を恐れていたら何も生まれない。
「思い立ったら即実行」という信念で走り続けてきた。
とコメントされています。
コラム内では、小篠家の3姉妹(弘子さん、順子さん、美智子さん)を女手一つで育てられたお母さんのことを、「実に自由で個性的」と紹介しています。
そのお母さんが残してくれたのが上述の言葉なのだそうです。
この「向こう岸、見ているだけでは渡れない」という言葉。
私自身が、ここ数ヶ月、ろいろと考え、行動してきたこと、行動しようと考えてきたことにドンピシャで当てはまるものだったので、非常に印象に残りました。
共通している考え方
誰にでも
・こうなりたい/ああなりたい
・〇〇さんみたいになりたい
・〇〇がやりたい
など、理想や願望、憧れがあると思います。
ただ一方で、そのような理想に対して
どんな行動をとっているか?
というと、いろいろな理由により「何らの行動もできていない」ということも結構あるのではないでしょうか。
・向こう岸=理想、願望、憧れ
・見ているだけ=思っているだけ
・渡れない=行動もしていないので近づけない
という状態です。
私自身も数ヶ月前、いろいろなことを考えながら
向こう岸を見ているだけ
で
行動が伴っていない
ということに気づき、
とある勉強会に月1回、参加することに決めました。
そもそも向こう岸を見ていなければなにも始まらないわけですが、
たとえ向こう岸を見ていたとしても、「ただ見ているだけ」で行動していなければ何も変わらないでしょう。
頭で考えているだけで行動しなければ何の成果も得られない。
ということは、多くの人が頭の中では分かっていることだと思います。
大切なのは、
・結果を恐れずに行動できているか。
・思ったこと、考えたことを実行にうつせているか。
ということなのでしょう。
さらには
「行動が大切」ということも分かっている。
ものの、その行動ができないという人、ケースも多いのではないかと。
私自身もそんなことを感じ、行動を加速させなければ!ということで、上述の勉強会に参加しています。
いろいろな言葉、動ける言葉をいくつ用意できているか
このように、頭では分かっていても、実際にはなかなか動けないことも多いと思います。
そんなときには、自分が反応できるような言葉、反応せざるを得ないような言葉を多く用意しておくことが大切だと考えています。
今回の
「向こう岸、見ているだけでは渡れない」
とか
「思い立ったら即実行」
もその言葉になるでしょう。
また、これと同じような意味合いの言葉もいろいろあると思います。
行動を促す言葉として、好きなものの1つにコンサルタントの石原明さんの
「行動すれば次の現実」
というものがあります。
『「成功曲線」を描こう。』という書籍の中で次のように書かれています。
私たちの人生は、自分自身のために行動することによって拓かれていきます。自分が行動することによってしか、人生のページをめくってはいけません。
誰かが自分のために何かをやってくれるということはないのです。
なりたい理想ややりたいことがあるなら、自分で行動しなければならないということを改めて認識する、意識に叩き込むのによい言葉ですね。
また、最近勉強させていただいている鮒谷周史さんの昨日のメルマガでは
「思い立ったが吉日」
という言葉を、
「せっかく思い立っても、即座にやらないと凶日になる」と解釈している。
と紹介されていました。
たしかにこの解釈のほうが切迫感がありますね。
このように、いろいろなところで触れる機会がある考え方が
「行動することの大切さ」
ですが、分かっていてもなかなか動けないのが難しいところです。
そのためには、「自分自身が動ける言葉」「動かざるを得なくなる言葉」を
・いくつ持っているか?
・いくつ頭に入れているか?
がポイントになるのだろうと感じています。
もし同じような思いを持たれている方がいれば、「自分にとって響く言葉」を探してみるのもよいのではないでしょうか。
【編集後記】
全英女子オープンでの渋野日向子選手の優勝、素晴らしかったですね。
かなりの大フィーバーになっていますが、これからもじっくりとゴルフに取り組めるような環境が確保できるといいなと、大きなお世話ながら思っています。
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