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自分が知りたい数字/見たい数字が何か?を意識することが大切

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会社にまつわるお金や財務データなどに関する数値にはいろいろなものがあります。

数字が得意でないと感じている経営者の方は、まずは、自分が知りたい数字が何か?を考えることから始めると良いかもしれません。

数字がよく分からないからとりあえず頑張る!?

経営者の方であれば、自分の会社のいろいろな数字に関心があると思います。

・お金のこと
・売上のこと
・利益のこと
・借金のこと
・報酬や給料のこと
・税金のこと
・設備投資のこと
などなど。

いろいろありますが、多くの経営者の方は、資金繰りを含めたお金のことが最大の関心事であり、それをおさえた上で、経費、利益、税金といった話になってくるかと思います。

ただし、本当に自分が知りたいと思う数字や情報をタイムリーに手に入れることができているでしょうか。

月次の試算表(毎月の財務数値)があれば、現金預金の残高や利益、借入金残高を見ることはできますが、それが知りたい情報、見たい情報でしょうか。

そもそも試算表を見なくても、そんなの分かってるよ、ということも多いのではないかと思います。

そうなると
・自分が知りたい数字は、経理担当者からも税理士からも出てこない
・試算表を見ても、いまいちピンとこない
と感じることになり、結果的には「出てくる数字」には期待しないという状況に陥ってしまいます。

・出てくる数字に期待しない
・その数字を見なくなる
・数字を見ていないからよく分からなくなる
という悪循環にはまり、最終的には、

「数字はよく分からないから、とりあえず頑張れるだけ頑張ろう!」

なんてことになってしまうこともあり得るのではないかと。

知りたい情報が手に入らないのは?

知りたい情報が手に入らないというケースには2通りあると思います。

タイミング

1つめがタイミングです。

知りたいときに知りたい情報が取れなければ、意味がありません。

例えば、毎月の利益が翌月中旬以降になるまで分からない、なんてなんてことだと、やっぱり「遅い」ですよね。

何らかの手を打つ必要があるとして、月初と下旬とでは3週間くらいのズレが出てしまいます。

また、
・いま現在の最新版の資金繰りが確認したいのに、資料ができていない
・ギリギリのタイミングで資金繰りが厳しいことが分かった
なんてことになったら大変なことです。

情報は知りたいときに入手できて、初めて生きてくるものです。

情報の種類

2つめが情報の種類です。

知りたい情報がしっかりと網羅されたデータでなければ、せっかく入手しても意味がありません。

たとえば、資金繰りが気になっているのに、貸借対照表や損益計算書だけを見ていても、分かりません。

自社の人件費が高いのか低いのかを知りたいときに、自社のデータだけを見ていても、当然、有益な情報は得られません。

財務諸表によって、基礎となるデータはあっても、必要な情報に加工されていなければ、ただの数字に過ぎませんので。

このように、知りたい情報が手に入らないとして、それが何故なのか?ということは、経営者の方であれば把握しておく必要があるのではないでしょうか。

自分が知りたい数字が何か?を考えること

自分がなんとなく知りたいと思う数字がある場合、その「知りたい情報」を諦める必要はありません。

もしも現在、手に入れられていないのであれば、前述のように、なぜそれが手に入らないのか?を確認すればOKです。

今のやり方で手に入らないなら、できるやり方を考えれば良いだけですので。。
(人の問題なのか?頼む相手先の問題なのか??)

では、もしも経営者の方が「数字が得意でないから出てきた資料を確認しているだけ」という場合にはどうすれば良いでしょうか。

現状に不満がなければ、あえて変える必要はないかもしれません。

お金も潤沢にあって、利益も出ていて、人事面でも不安なことがことがない、というような感じなら。。

でも実際にはそんな恵まれた会社は少ないでしょう。

何かしら「数字」「情報」が欲しいと感じる場面はあると思います。

そんなときには、ざっくりとでも
・こんなイメージの数字が欲しい
・こんな内容の分析をするにはどんなやり方があるか教えて欲しい
のように、口に出して経理担当者や顧問税理士などに伝えるのが一番です。

そうすれば、普通であれば
・一般的に使われている指標
・知りたい情報がピンポイントで分かるような指標
・会社の要望に合わせた分析資料
などを提案してくれるはずです。

本来なら、どんな数字を必要としているのかを引き出すのが、顧問税理士など専門家の役割である気もしますが、会社との関係性もいろいろでしょうから。

とにもかくにも、「自分が知りたい数字は何なのか?」を意識しながら、「こんな数字が知りたい」を意識してみることから始めるのが良いのではないかと考えています。


【編集後記】

ここのところ、毎日のようにプロ野球選手の引退のニュースが流れてきますが、その一方で、イチロー選手が来年の日本での開幕戦で現役復帰するのでは?という情報もありますね。
どうなるのか楽しみです。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

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