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会計上の数値は「額」だけでなく「率」で見てみるといろいろなことに気づきます

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会社の業績など会計上の数値を前年実績や前月実績と比較する場合、「絶対額」での分析は必要ですが、「率」での分析も必須です。

「絶対額」による分析

絶対額とは、たとえば「売上が〇〇円だった」とか「利益が〇〇円だった」というように、実際の金額で表せるものです。

対象期間の売上がどうだったか、利益額がどうだったかを、絶対的な金額で把握することができます。

その意味では取引の「規模」を把握するのには有効です。

「率」による分析

「率」で表せる経営数値にはいろいろなものがあります。

「率」のなかには売上高や利益などの増減率もあれば、各種利益の利益率などもあります。

増減率というのは文字通り「規模」を表しますので、絶対額での比較とほぼ同じです。

一方、利益率は、たとえば売上高総利益率とか営業利益率など、「取引規模」ではなく、「取引の中身(儲かり度合い)」を表しているものです。

たとえば、売上高総利益率(粗利率)では、同じ売上でどのくらいの粗利益を稼いだのかを把握することができます。

その意味では「額」以上に「率」に着目すると、過去からの傾向などもはっきりと捉えることができるのではないでしょうか。

もしかすると間違い発見にも役立つ?

1つ1つの取引まで確認することができない経営者や営業責任者の場合、絶対額に間違いがあっても多少なら気づかないかもしれません。

思ったよりも売上が多かったなとか経費が多かったな、という程度の認識で終わってしまう可能性もあります。

一方で、たとえば「利益率」が自分が想定しているよりも明らかに高かったり、低かったりした場合にはどうでしょうか?

・その原因は何か?
・どこかに間違いはないか?
と考えるはずです。

もし間違いがなければ自分の認識と実態がずれているわけですから、自分の認識を変える必要があります(そうしないと手を打つのが遅れる可能性があります)。

あるいは、もしかすると経理処理の間違いを発見できるかもしれません

経理の実務担当者も同様です。
いろいろな場面で「率」で確認してみることで、今まで気づかなかったことや間違いを発見することができるかもしれません。

あまり意識したことがない方はこれから試してみてはいかがでしょうか。

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【編集後記】

いろいろと将来の方向性について考えながら作戦?を練っています。
周囲(職場)と自分で、WIN-WINなプランだと思っていますが、周りから見るとどうなのか。
楽しくもあり悩ましくもあります。

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