あなたならどうしますか?
あなたの家族だったらどうしますか?
いろいろな場面で使える質問だと思います。
日常ありがちな専門家との質疑応答
日々の暮らしのなかで、いろいろな専門家に相談することがあると思います。
・病気のことでお医者さんに相談
・歯のことで歯医者さんに相談
・子供の教育のことで学校の先生や塾の先生に相談
・税金のことで税理士に相談
・経営のことでコンサルタントに相談
・人事制度のことで社会保険労務士に相談
などなど。
そんなときに、こちらが相談したいこと、聞きたいことに対する回答が
・客観的(すぎる)
・他人事
・事実のみ淡々と
といったように、なんとなく物足りないと感じることって結構あるのではないでしょうか。
医者:尿酸値が高いので、いつ発作が起きても不思議ではありませんね。
自分:薬を飲んだほうがいいですか?
医者:うーん、いつ発作が起こるか分からないですからね。
薬を飲むべきならハッキリとそう言って欲しい!
断言しないなら、飲まなくてもいいの?
なんて思ってしまうかもしれません(体験談)。
また、会社が行っている海外との取引について、税理士に
・税務上のリスクの有無
・リスクがあるならその程度
・リスクを避けるための方策
を聞こうとしたのに、ただひたすら税務上のルールを説明されて終わってしまう、なんてことがあるかもしれません(会社側での体験談)。
「で、どうなの?」「どうしたらいいと思う?」が知りたいこと
前述のようなやり取りでは、それぞれの専門家の方はきちんと対応していただいていたのだとは思います。
ただ、相談する側からすると、その先の「で?」が聞きたいところ、知りたいところだったりもします。
・で、どうなの?
・で、どうしたらいいと思う?
のように。
内容は分かるし、事実は事実として受け止めたうえで、
「じゃあどうしようか?」
への結論を出すために、あと「一押し」が欲しいということは、結構多いのではないでしょうか。
私自身、逆の立場で相談などを受けた場合、
・客観的な事実や見解を伝えつつ
・どうするかを選択するのは私ではなく、その相手の方であることを伝えた上で
・私がその相手の立場だったら「こうする(かな)」を伝える
ということを心がけています。
当事者でなければ最後まで責任を取ることが難しい場合が多いので、
「押し付けることはできない(すべきではない)」
ものの、
ただ、客観的に伝えるだけでは弱い(相手の意思決定の役に立たない)なら、もう少しだけ踏み込んだ言葉が必要なケースもあるのかなと思っています。
あなたの家族だったらどうしますか?への回答で判断
もしも質問する側、相談する側の立場で、このような
ちょっとした物足りなさ=意思決定のための一押しが欲しいのに・・・
と感じることがあれば、次のような問いかけが有効かもしれません。
・あなたならどうしますか?
・あなたの家族ならどうしますか?
・あなたの家族から相談されたらどう答えますか?
それでも
そんな仮定の話には回答できません!
なんて言われてしまうことがあるかもしれません。。。
ただ、このように聞いたのにそれでも踏み込んだ回答がもらえないとしたら、もしかすると相談相手としてはイマイチなのかもしれませんね。
聞きたい側の気持ち、意図するところに寄り添っているとは言えない気がしますので。
・相手のことを見極めるため
・自分の判断に一押しをもらうため
にも、ちょっと悩ましいことが起こったときには、このような問いかけをしてみるとよいのではないでしょうか。
【編集後記】
昨日は、本日の勉強会のための準備をしつつ、顧問先で業務。夜は久しぶりに日本酒をおいしくいただきました。ビール+日本酒で、足に痛みが出ないことを祈りつつ。。。
*「1日1新」とは→詳細はこちら
ユメキチ 神田
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