経営者として自社の事業を見るときと、客観的な立場で第三者の会社の事業を見るとき。
どちらの場合でも同じように冷静にスパッと判断することができるでしょうか。
自分がコンサルタントとして自社を見たら?
仕事でもプライベートでも、
他人のことは客観的に見ることができるが、自分のことはよく見えない。
ということがあると思います。
友人、知人から軽い相談を受けたときに
・冷静に考えたら〇〇でしょ。
・そんなの悩むまでもないじゃん。
・ちょっと落ち着いて考えたら分かるんじゃない?
なんて感じたことがある人も多いはずです。
とはいえ、いざ自分のことや自社のこととなると、なかなか難しい部分もあるのではないかと思っています。
やはり
・客観的な立場から落ち着いて見ている場合
・自分が当事者となって、内部に入り込んでしまっている場合
とでは、どうしても判断にブレが出てしまうのでしょう。
このように頭では分かってはいても、なかなかスパッと割り切れない場面もあるのではないでしょうか。
客観的に自社(自社の事業)を見ることができているかどうかは、
自分がコンサルタントして自社を見たとしたら、どのようにアドバイスするのか?
で判断することができると考えています。
できる限り個人の感情を排除したうえで、
・冷静で客観的なコンサルタントなら、どのように考え、アドバイスするのか。
を徹底的に考え抜くことが必要になりますね。
そんな目で見ながら、
・事業を継続するのかどうか?
を冷静に考え、もしも継続したいと考えるのであれば
・事業を続ける必然的な理由があるのかどうか?
について、冷静な判断が必要となるわけです。
見直すべき2つの事業
マーケティング的な観点や個別の事情などはいろいろあっても、
・不採算事業であること
・自社にとって将来に繋がらない事業であること
という2点は、事業を続けるかどうかを判断するうえで重要なポイントになります。
非常に単純化してしまいますが、この2点が揃っていて、将来的に改善の見込みがない場合、
その事業、やめたほうがよいのでは?
と考えるのが自然だと思います。
もちろん、それらに該当する事業が本業であるなど、止められないのであれば、なんとか改善策を考えて手を打たなければいけないわけですが。。
これって、ごくごく普通に、シンプルに考えると、そりゃそうだよねって話だと思います。
私自身、このような相談を受けると、
・そもそもこの事業、続ける必要があるんですか?
・その理由はなんですか?
ということは、とりあえず最初に確認しますので。
自分のことでも同じように考えられるか?
このような考え方、判断はごくごく当たり前のことですが、自分ごとになったときに、
・同じように思えるかどうか
・割り切れるかどうか
っていうのは、人によって分かれるところかもしれません。
私自身、自戒を込めてですが、かなりこの部分の判断がルーズだったかなと。
人には言えるのに、自分のこととなると・・・ってやつです。
で、今回、自分のなかで
・不採算事業(業務)
・将来に繋がらない事業(業務)
の両方に該当する業務については、止めてさせていただくことにしました。
いつがそのタイミングか?をはかっていましたが、キリがよく、義理も果たしたと考えられるタイミングがうまく揃ったので、ちょうどよかったと思っています。
ちなみに、税理士やコンサルティングなどの顧問業務の場合、最初にしっかり打ち合わせますので、想定外に不採算事業になることはありません。
また、もし不採算事業になったとしても、そのときにしっかりお話しさせていただきますので、
*不採算=>いきなりバサッと止めさせていただく
ということはありませんので、ご安心ください!?
前述の「やめさせていただく業務」は、そのようなものに該当しない業務について、ということになります。
またさらに私の場合、このブログをどう判断するか?という問題もあります。
・どこをもって不採算と判断するのか
・このブログに将来性があるかどうか
という問題をはらんでいますので。
今後の分析、見直し結果次第では、運用方法(内容、更新頻度等)を見直すかもしれません。
なにはともあれ、自分自身にあてはめて考えてみると、「自分ではスパッと判断しにくい」ということは言えそうです。
経営者の方とお話しするとき、ご相談いただくときには、このような感覚をしっかり認識しつつ、お役に立てるようなコメントができればよいのかなと思っています。
【編集後記】
自分一人で完結できる仕事とできない仕事がありますが、やはり、自分がやりたいことをやりたいように進められる仕事がいいと思いますね。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
糖質オフのしっとりパン 胡麻サラダチキン
時津洋