とにかく早ければいい!
仕事をしているとそのような感覚を持っている人に出会うことがあります。
ただし、早ければいいわけではないですし、そこまで張り切らなくてもいいんじゃない?なんて感じることもあり、なかなか難しいところです。
とにかく早く!は本当に必要か?
仕事はとにかく早いほうがいいんでしょ?
という感覚を持っている人に出会うことがあります。
・いつ必要?
・いつやる?
という問いかけに対して、迷わずに「即」と答えるイメージでしょうか。
ただ、本当に「即」が必要なのか?
と考えると、そうではないケースも結構多いのではないかと。
もちろんクイックレスポンスは大切ですし、相手からするとすごく大きなメリットだと思います。
ただし、クイックレスポンスといっても、種類はいろいろです。
いまやっても、あとからやっても結論が同じことであれば、「いま」やったほうが良いでしょうし、クイックレスポンス最優先で良いでしょう。
一方、なんでもかんでも「クイックレスポンス」ではなく、タイミングが大切ということもあるでしょう。
物事にはタイミングがある
単に「クイックレスポンス」だけを意識するのではなく、「物事のタイミング」というのも必要だと考えています。
例えば、Aさんに対して、ミーティングをやるのでXさん、Yさん、Zさんの3人のスケジュールを確認して!という依頼をしたとします。
そのときにAさんから
・Xさんから連絡がきたときに、それを報告される
・Yさんから連絡がきたときに、それを報告される
・Zさんから連絡がきたときに、それを報告される
ということがあったらどう感じるでしょうか?
タイミングや状況にもよりますが、
こんな内容ならまとめて報告してよ!
と感じる人が多いのではないかと。
このように極端なケースで考えると、「そんなの分かっているよ!」ということになるかもしれません。
ただ実際に、「早く」だけを意識しすぎて、ムダなメールのやり取りをしているなど、空回り系のことも多いと思います。
タイミングを考えないままの早さは「ムダ」
このように「早さ」だけを意識した結果、空回りしていたり、タイミングがイマイチと感じられてしまう行動は、「ムダ」だと思っています。
「頑張っていますアピール」としてはアリでも、必要なタイミングとずれているとむしろマイナスかなと。
・Aについて教えてください。
・Bについて指示ください。
・Cについてはどうしますか?
など疑問があれば、前広に確認することは悪くないです。
ただし、それがトンチンカンなタイミングだったとしたら、やはりちょっと考えなければいけませんし、そのことを相手に伝えてあげる必要もあるでしょう。
もしも必要なタイミングが分からなければ
・それがいつ必要なのか?
を確認すれば良いですし、いま必要なのであれば
・なぜいま必要なのか?
を常に意識しながら考えていけば大きく外すことはないのかなと。
朝ごはんを作らなければいけないときに、「できるだけ早い方が良い」と考えて前日の夜に作っていたら、おいおい大丈夫?ってなるはずです。
実際の仕事ではなかなか難しいところではありますが、何事にも必要なタイミング、ほど良いタイミング、というのもあるはずです。
社員、部下、後輩などに対して「早さ」の大切さを説く場合には、
・「早さ」を意識することはとても大切
その一方で
・単に早ければ良いわけではなく、必要な「早さ」なのかの見極めが大切
というバランス感覚も伝える必要があるのではないかと思っています。
【編集後記】
税理士試験の合否が気になっていた人からの合格報告が届きました。
本当に受かってほしいと思っていただけに、我が事のようにうれしく、ホッとしました。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
伊豆栄本店
とある人から税理士試験の合格報告