消費税率アップ（８％＝＞10％）まであと１年。軽減税率なんてやめてしまえばいいのに・・・

いよいよ消費税率のアップ（８％＝＞10％へ）まで残り１年となってきました。

＊いきなりステーキ（軽減税率が導入されたらお持ち帰りはどうなる？）

消費税率アップまであと１年

2019年10月から消費税率が10%にアップされる予定です。

２度の延期を経て、いよいよ実現するとしたら、残り約１年です。

・今度こそ消費税率は10%にするべきだ。
・消費税率10%ではまだまだ低すぎる。
・消費税を10%も負担するなんて嫌だ。
・家を買うなら税率が上がる前のほうが良いかな？
・大きな買い物の予定もないし、どってでもいいや。
といった感じで、感じ方や受け取り方、考え方は人それぞれかと思います。

おそらく間違いないのは
・いつかは消費税率は上げざるを得ない。
・消費税率アップに大賛成という意見はあまり出てこない。
・消費税率を上げるとその前後でそれなりに消費行動に影響が出る（駆け込みと反動など）。
・消費税申告の手間がかかるようになる。
ということかと思います。

税率アップによる負担そのものよりも、心理的なものを含めたマイナスのイメージというのが想像以上に大きい気がしています。

今さら税抜き表示に少し慌ててしまった！？

先日、初めて入ったカフェで注文してお金を支払うとき、しっかりと握りしめていた小銭では足らずに慌てて千円札を出して支払ったことがありました。

単純に「税抜き表示」の金額を「税込み表示」と勘違いして、消費税分の小銭が足りなかったということで。。。

今さらそこで慌てるか？？という話ではあるのですが。。

よく訪問するカフェであれば、税抜き表示であることは分かっています。

一方、そのお店は初めての訪問ということもあり
・税抜き表示、税込み表示をあまり意識していなかった（ボーっとしていた！？）。
・（おそらく）税抜き表示という表示が目に入りにくかった（その記憶も定かではない）。
ということが原因かと思います。

そのときに改めて、消費税はやっぱり総額表示にしてほしいよね、と思ったのでした。

消費税の総額表示について～消費税の基本を確認６～

消費税法では、一般消費者向けの商売で取引価格を表示するときには、消費税込みの金額を表示しなければならないと定められています。 これは消...

www.shiono-zei-blog.com

基本的に消費者向けの販売やサービスでは、消費税を含めた価格を表示することが義務付けられています。

本体10,000円の商品であれば
・10,800円
・10,800円（税込）
・10,800円（税抜価格10,000円）
・10,800円（うち消費税額等800円）
・10,800円（税抜価格10,000円、消費税額等800円）
といった表示です。

ただし消費税率が段階的に引き上げられている現在の状況で、事業者の負担を考慮して総額表示をしなくても良いとされています（執筆時点では2021年３月31日までの期間限定）。

ということで、
コーヒー　２８０円（＋税）
というような表示がされているというわけです。

消費税率が10%になることのメリット

一消費者として考えた場合、消費税率が10％にアップすることのメリットはほとんどないでしょう（国の財政や将来のこと、といった視点は除くとして）。

ただ、数少ないメリットは、消費税が分かりやすくなることだと思っています。

総額表示ではないとしても、消費税率８％よりは10％のほうが暗算はやりやすいです。

280円の８％？？
よりは
280円の10％？＝＞28円
のほうが分かりやすいです。

高額の商品になればなるほど、２％の差は大きいのですが、このように計算しやすくなる、分かりやすくなる、ということだけはメリットと言えますね。

また、前述した総額表示の強制が復活すれば、レジに並んでいる間や店員さんがコーヒーを用意してくれている間に、表示されている小銭を用意しておけば無駄な時間が省けます。

小銭じゃなくて電子マネーで払えば？？という意見はもっともですが。。

軽減税率なんてやめればいいのに

ちなみに消費税率アップと合わせて話題になっているのが、軽減税率制度の導入です。

・消費税率は10％に引き上げ
・一定のものについては消費税率は８％のまま据え置き
という制度です。

軽減税率（８％のまま）が適用される一定のものとは

・酒類、外食を除く飲食料品
・週２回以上発行される新聞（定期購読契約に基づくもの）

ということになっています。

聞いたことがある人は多いと思いますが、

・コンビニの弁当や惣菜の持ち帰る・・・軽減税率で８％
・コンビニのイートインコーナーでの飲食・・・軽減税率は適用されずに10％

などと言われているものです。

混乱しないはずがない、という制度になっています。

国もこの分かりにくい制度の導入に備えて
・各種パンフレット等の制作
・Q&A等への対応
・軽減税率に対応できるレジを導入する場合の補助金制度の創設
などを行っています。

わざわざ分かりにくい制度を作って、余計な仕事を増やしているだけでは？と感じている人も多いのではないでしょうか。

良い思いをしているのはいったい誰？？という感じで。

軽減税率については、導入が近づいてくれば、さらにいろいろな情報が出てきますので、改めて整理したいと思います。

それにしても、このような軽減税率制度、分かりにくくて、混乱必至なのであれば、やめてしまえばいいのにと思いますが、どうなのでしょうか。

今さら後には引けない、という状況なのかもしれませんが。。

【編集後記】

暑さがようやく落ち着いてきて、週末のゴルフもなかなか快適でした。
これからの２ヶ月くらいがベストシーズンなので、ベスト更新を目指して気合いを入れていこうかと思っています。

【昨日の１日１新】
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