自分のお金でも同じ使い方をするのか?会社で無駄な支出を減らすための最低限の基準

会社員として、経理や税務関係の仕事をしていると、いろいろな支払伝票を目にします。
こうしたら経費が減らせるのにとか、こうしたら税金が減らせるのに、と感じることが少なくありません。

コストへの意識の違い

オーナー会社や個人事業主の場合

オーナー会社や個人事業主などは、かなりコストへの意識が高いと感じます。

いかに余計な支出を減らせるか、余計な税金を払わないようにするか(過度な節税にならない程度で)について、興味がなかったり、優先順位が低い人は少ないはずです。

「自分のお金」であると考えれば当然のことではないでしょうか。

コスト意識が高くない場合

一方、コストへの意識がそれほど高くない会社の場合はどうでしょうか。

表面的にはコストにこだわっているようでありながら、実は聖域があったり、なんとなく余分な支出が許容される文化だったり、ということがないでしょうか。

例えばこんな感じです(書きにくいこともあるので濁しますが)。

  • 明らかに支出を減らせる方法があるのに、過去の方法に固執したり、上層部への遠慮などにより検討が進まない。
  • 時間とコストを比較して、「お金で時間を買う」「必要な投資だ」といいつつ、実はきちんと検証しないまま出費している。
  • 利益が出ている事業については、多少の経費には目を瞑る。
    などなど。

他人(会社)の財布だと思って、判断が甘くなっていることはないか、常に意識することが大切だと感じています。

もちろん必要な支出もあります

何が何でも経費を減らそうということが言いたいわけではありません。
むしろ必要な経費は投資と考えて、積極的にお金を使うべきだと考えています。

問題なのは浪費のほうです。

当事者になると判断が甘くなりがちですが、投資と浪費のどちら迷う場合には、第3者に対してきちんとした説明ができるかどうかを目安にしても良いかもしれません。

大切なのは一人一人の意識

結局、当たり過ぎる結論としては、会社として余計な支出を減らすには、一人一人が高い意識をもって判断していくしかないのではないかと考えています。

そのためには全員が
「自分のお金だったとしてもそれを支払うのか、買うのか。」
を最低限の基準として判断していくことが必要ではないでしょうか。

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【編集後記】

一旦おさまったかと思っていた野球賭博事件。
本当にこれで終わればよいのですが、どうなんでしょうか。

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