この週末、新宿駅で開催されていた「統計データ・グラフフェア」に行ってきました。
とある目的があって行ったのですが、目的以外でもいろいろな資料を見たり、想像していたよりも楽しむことができました。
統計データ・グラフフェア
今回行ってみた「統計データ・グラフフェア」というのは、総務省主催で平成29年10月28日、29日に新宿駅で開催されたイベントです。
初めて知りましたが、10月18日が「統計の日」らしく、その関連行事の1つとのこと。
統計コンクールの展示、統計調査の紹介、全国の都道府県の統計データの展示やパンフレットの配布などが行われていました。
用事がなければ行かなかったですし、そもそもこのイベントの存在も知りませんでしたが、思っていたよりも面白く、いろいろな資料をもらってきてしまいました。
統計に対するイメージ
「統計」については、「役に立つことは分かるけど・・・」という程度の認識でした。
学生時代に受けた授業がちんぷんかんぷんで、面白く感じたこともあまりなかったというのが正直なところですが、学問としてというよりも、
・必要なデータが見られたり
・分析することで有益な情報が得られたり
というのは大きなメリットだと、しみじみ感じました。
なお、統計学の開拓者、統計調査の先駆者は「杉 亨二さん」という方で、その後、「大隈重信」さんが統計の発展に寄与されたようです。
そんな歴史も今回初めて知りました。
参考までにこんなデータも
会場にはいろいろな統計データなどが置かれていましたが、持ち帰れるもので興味があるものを複数もらってきました。
平成28年度雇用動向調査〜厚生労働省
そのうちの1つが、経営者にとっても働く人にとっても興味があると思われる「雇用動向調査結果(厚生労働省)」です。
そのなかでいくつか興味があったものを抜き出しますと。
転職者が前職を辞めた理由
(男性)
定年・契約期間の満了・・・16.5%
給料等収入が少なかった・・・12.2%
労働時間、休日等の労働条件が悪かった・・・9.5%
(女性)
定年・契約期間の満了・・・13.2%
労働時間、休日等の労働条件が悪かった・・・12.3%
職場の人間関係が好ましくなかった・・・12.1%
男女の上位3項目はこんな感じでした。
それぞれの1位である「定年・契約期間の満了」は特定の年齢層(60歳以上の方々)にかなり引っ張られるのであまり参考になりませんが、それ以外だと、「待遇面」「労働条件」「人間関係」が影響しているということが分かります。
転職者の賃金変動状況
(前職の賃金と比べて)
増加した・・・35.3%(1割以上増加:23.1%、1割未満増加:12.2%)
減少した・・・34.1%(1割以上減少:25.8%、1割未満減少:8.3%)
変わらない・・・28.8%
転職して給料が下がってしまう人が多いのかな?と想像していましたが、実際には6割以上の人が現状維持以上の条件で転職しているということになりますね。
転職者実態調査〜厚生労働省
同じく厚生労働省の転職者実態調査の結果ももらってきました(平成27年度分)。
離職理由
労働条件(賃金以外)がよくなかったから・・・27.3%
満足のいく仕事内容でなかったから・・・26.7%
賃金が低かったから・・・25.1%
転職活動の方法
ハローワーク等の公的機関・・・41.4%
縁故(知人、有人等)・・・27.7%
求人情報専門誌・新聞・チラシ等・・・24.2%
なお最終学歴別にみると、「民間の職業紹介機関」「企業のホームページ」は、学歴が高くなるほど、利用した転職者割合が高くなっているようです。
おわりに
このような統計や調査などについては
データはあくまでもデータに過ぎず、それをどう使うかがポイント
と良く言われます。
確かに前述した調査結果を見たところで、「で?」というくらいの感想かもしれませんし、「データは使ってなんぼ」であることは間違いありません。
ただ今回のように、たまには「へ〜」と眺めながら知る/感じるだけでも、それなりに面白いのではないかと感じています。
なお、これらの調査結果は作成した機関(厚生労働省など)のホームページでも確認することができますので、興味がある方はいろいろな統計データを探してみても面白いかもしれません。
【編集後記】
今月は腰痛や週末のたびにやって来た台風のせいで、4回計画していたゴルフが0回に。。。
今週、ようやくニュークラブがデビューできそうです。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
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新宿駅西口イベント広場
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紀伊國屋書店(新宿)8階まで階段
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