「自分」に関する大きなギャップは俯瞰することで埋められる

自分自身のことを考えるとき、できる限り俯瞰しなければいけないと考えています。

自分のことを俯瞰するために

自分で自分自身のことを考えるとき、ついつい自分中心の考え方や物事の見方に陥ってしまうことがあるのではないでしょうか。

自分では自分のことはなかなか分からないので、

「自分では客観的に見ることができている」

というつもりでも、周りから見たら

「自分本位の考え方しかできていない」

ということは多いのではないでしょうか。

このような状況に陥らないようにするためにも、常に俯瞰することを意識しようと心がけています。

そこで、定期的に読み直しているが、コンサルタントの石原明さんが書いたこの本です。

・自分中心(一人称)で考えるのではなく、
・相手から自分がどう見えているか(二人称)でもなく、
自分と相手との関係を第三者の立場(三人称)から考える
ということを「三人称で考える」と表現されています。

より高い「人称」で物事を考えることの大切さがいろいろと書かれていて、何度読んでも自分を振り返るきっかけを与えてくれる本です。

士業にありがちな自分中心の視点

このような俯瞰することの大切は、きわめて自分中心的な視点の場面に遭遇した時に再認識することができます。

例えば「士業」と呼ばれる人たちの中にも、その傾向が強い人たちが依然として多いようにも感じています。

・自分は◯◯士です。
・◯◯を経験してきました。
・だから、一般企業でも採用してもらえる、あるいはクライアントと契約してもらえるはず。

ここまで単純でないとしても、これに近いコメントを聞くと、ある意味「すごい自信」だなと羨ましくも思いつつ?、「それってほんとなの?」と思うことも多くあります。

基本的なことなので改めて書くほどのことでもないのですが、

・相手にとってのメリットをきちんと意識しているか?
・競合を意識しているか?
・自分が知っているだけの狭い範囲で判断していないか?

ということは最低限押さえたうえで行動しなければ、いつまでも良い結果には繋がらないのではないかと考えています(分析以前の問題ですね)。

絶えず俯瞰することを意識する

自分中心の思考を抜け出して俯瞰できるようになるためには、上で紹介したような本を読んでもいいですし、客観的に見て指摘してくれるような友人、知人、メンターがいれば、もっと良いかもしれません。

ちなみに少し矛盾するようですが、私自身、接している相手の自分本位的な思考に触れたとき、伝えてあげたほうが良いのかどうかを迷うときがあります。

それとなく伝えても、「それでも自分は間違っていない」という雰囲気を相手から感じると、「パワーと時間を割いてまで言わなければ良かった・・・」と後悔することもありますので。

だからこそ、自分が気づかせてもらえる機会があれば、本当にありがたいと思うわけです。

「俯瞰する」ということは、自分では出来ていると思っていても実際には出来ていないことが多いからこそ余計に難しいのだと思います。

そのためにも絶えず自分の中で意識し続けることが大切ですし、きついことを言ってくれる人ほど大切にすべきなのではないかと考えています。


【編集後記】

昨日は税理士向け研修会に参加してきました。
毎度のことながら、自分のことを棚に上げて感じるのが年齢層の高さです。
平均年齢はどれくらいだろうか?と気になりだしたところで、研修に集中していないことに気づいて計算をやめましたが、50代半ばくらいでしょうかね??

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

綾鷹にごりほのか
大宮桜木町郵便局

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