今日は所属している税理士会の例会とその後の研修に参加してきました。
研修を聞かずに途中で帰る人の姿を見ながら、そして研修を聞きながら、いろいろなことを感じました。
当事者意識が高まると研修の価値が大きく変わる
今日の研修の1コマめは「法定調書作成に係る留意事項」でした。
市民税課や税務署による、給与支払報告書や源泉徴収票等の法定調書作成に関して、注意が必要な項目の説明がありました。
今年はマイナンバー絡みもあり、注意が必要になる項目です。
2コマめが「会計事務所が10年後も生き残るためにこれから取り組むべきポイント」でした。
IT関係に力を入れている税理士法人による「電子帳簿保存」やら「スキャナ保存」への対応等について、取り組んでいる事例等の紹介がありました。
従来であれば、自分では「法定調書」関連の仕事をしていませんでしたので、
・1コマめ・・・軽く流し(眠気をおさえつつ?)
・2コマめ・・・がっつり聞く
という意識だったと思います。
ところが今後は業務範囲が広がることもあり、法定調書に関する留意事項も当然おさえておかなければなりません。
そうなると不思議と、1コマめも眠気にも襲われず、それほど上手とは言えない?課税側の説明もしっかりと聞くことが出来ました。
当事者意識が高まると、研修の価値がこんなにも変わるのかと改めてしみじみ感じました。
いつか役に立つかもしれない研修を受けることの是非
少し不思議だったのは、1コマめの研修終了後、帰る人が結構多かったことです。
時間的に都合が悪い人があれほど多いとは思えないため、2コマめを聞かずに帰った人は、事務所のIT化にはあまり興味がないということなのかもしれませんが・・・
一般論としては、「とりあえず知っておいたほうが良さそうな話」であれば、聞いておいたほうが良いということになるでしょう。
ただし自分のことを振り返っても、「必要性を感じないと一生懸命になれない」ということは間違いありません。
その意味では
「いつか役に立つかもしれない研修=今すぐには必要ない研修」を受けることは時間のムダ
という考え方もアリなのではないかと感じています。
時間が無限にあれば別なのですが。
判断が正しいかどうかは別として、今日途中で帰った人たちにとっては「今すぐには必要ない」ものだったのかもしれません。
「あのときやっておけば良かった」と感じることは避けるべきなのか
「いつか役に立つかもしれないこと」に力を入れなかったことで、
「あのときやっておけば良かった」
と感じることがあるかもしれません。
それでも、時間が限られている以上、ある程度仕方がないのではないか、最近そんな風に感じるようになりました。
「役に立つかも?」という程度であれば、結果的には必要ないことかもしれません。
必要ないことにまで手を出して無駄な時間を使ってしまうのはもったいないです。
本当に必要なこと、当事者意識を持てることにしか集中できないとも思っています。
「あのときやっておけば良かった」と感じたとしても
「そう感じたときから必死に始めたとしても決して遅くはない。」
と考え、行動していけばそれで良いのではないでしょうか。
もちろん、取り返しがつかないような大きな問題に発展しないことが前提になりますが。
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【編集後記】
ふと気づくとかれこれ2週間ほどゴルフクラブを握っていません。
モチベーションが下がり気味のため、そろそろ冬眠の準備を始めつつ、来シーズンに向けての基礎トレーニングに切り替えていこうかと考えています。
【昨日の1日1新】
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